北海道車中泊の旅日記・07 積丹ブルーと、神仙沼グリーン

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07 積丹ブルーと、神仙沼グリーン
8/27(日)積丹半島~ニセコ

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翌朝27日。「北海道は快晴☀です!」と昨日入った温泉についていたテレビでアナウンサーがにこやかに宣言していた通り、朝日がまぶしくて目が覚めた。
ひょっとしてこの日はご来光が見えたのかもしれないが、さすがに疲れていたので早朝に起きようという気はゼロだった。
今日の最大の目的地である積丹半島は余市から目と鼻の先なので、朝はかなり余裕をもって8時くらいに起床した。
昨日のうちに買っておいたパンと、新十津川でも飲んだ朝コーヒーを楽しんだ。
これは快適!
うちの車、フリードはお尻のドアを開けると、ちょうどそれが屋根代わりになって、しかも荷台にちょっと腰かけることができてよい。
昨日は夜のうちに道の駅に着いたのでどんなところか全然わかっていなかったけれども、どうやら自然歩道みたいなところがあるみたいで、結構素敵なところだった。また余市は宇宙飛行士の毛利さんの出身地らしく、道の駅の売店にはJAXAのTシャツなどのグッズが売られていてかなり宇宙推しだった。三半規管を鍛えられる?斜めになった廊下を歩ける空間のようなスペースもあってなかなかおもしろかった。

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しかしこの道の駅、なんであんなに混んでたんだろう?
結局この後、4晩連続で車中泊したけれど、どこも閑散としていた。

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朝食を終えてから身支度を整えて、いざ、積丹半島に出発!
今回の旅の目標は色々あるけれど、そのうちの大きな一つとして、積丹ブルーを見てみたいというのがあったので、ちょうど快晴でうれしかった。
そう考えると、利尻山の荒天以外は大体天気運は良かった気がする。
トンネルをたくさん通るオロロンロードを通過し、積丹ブルーを堪能するならここ!と名高い島武居岬へ向かう。 日本の岬百選にも選ばれているこの岬、本当に本で見た通りの積丹ブルーを満喫することができた。
そのあと有名な神威岬にも行ってみたけれど、積丹ブルーを楽しみたいならこっちの島武居岬の方がおすすめである。
下の浜まで降りている人もたくさんいたが、この美しい景色は高いところから見ているから撮れるのだろう、と私は降りなかった。

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そして、ここで積丹半島のウニ丼、赤ウニと白ウニの二色ウニ丼を堪能した。
昨日稚内で食べたウニ丼は白ウニだったが、赤ウニもなかなか美味である。
ちなみに島武居岬、私は一応滑り込みで駐車できたけど、あとから見たらほぼ満車だった。

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そして、島武居岬で存分に写真を撮った後は、神威岬へ。
ここはかなりの観光スポットらしく、しかも土日&快晴ということもあり、初めてここで北海道の渋滞を体験する。
一応何とか停められたものの、結構広い駐車場がほぼ満車!しかも駐車スペースが狭い。
人気スポットということを実感する。

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神威岬は、昔は女人禁制の岬だったそうだが、今は老若男女関係なくたくさんの観光客が押し寄せている。(私も例にもれず。)
積丹ブルーを味わうなら島武居岬の方がおすすめだけど、この神威岬は岬の歩道が整備されていて、潮風を感じながら散歩することができる。
岬の姿がなんだか高い山の稜線歩きみたいで、とても素敵なところだった。
かなり風は強かったけど、もっと強い風の時は入れない日もあるらしいので、ラッキーだった。

さて積丹半島で見たかった二大スポットを楽しめたので、まだ早い時間だったが割とこの時点で満足していた。
明日は羊蹄山登山の予定なのでその辺の近くの温泉にさっさと入ってのんびり休もうかなと思っていたが、 本を見たらもう1か所今日のうちに行けるスポットを発見した。
これが神仙沼だった。

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16時くらいと少し日が傾いている時間帯で、しかも神仙沼までの道のりが割と結構な山道でたどり着くまでに時間がかかったが、実際に来てみてよかったと思った。
夕方の西日が枝葉越しにきらきらと輝いていて、沼や木々のグリーンが美しく、神仙沼という名前の通り神々しい場所だった。
点在する沼もよかったが、ぽつりぽつりと生えている樹木たちが樹の精霊のように思えて、何か人知を超えた意思のようなものを感じた場所だった。
今回夕暮れ時だったので、今度は朝のうちにも行ってみたいと思った。

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この日のすべての観光を終え、真狩の道の駅の近くにある真狩温泉へ向かう。
この時点でまだ太陽が出ている17時台である。
けれども昨日の遅い時間帯にばたばたする車中泊にこりたので、早めの行動を心がけた。
この真狩温泉、露天風呂からは明日登る羊蹄山がどどーんとそびえたっているのが見られて、とてもよかった!明日登るからなー!と決意しつつ、ぬるめのお湯なのでいつまでも羊蹄山を眺めていた。
温泉を出た後、今日の車中泊地の真狩道の駅に到着したけれど、予想通り店は全て閉店後。もうお風呂に入った後だし、店を探すのも面倒なので、近くのコンビニにごはんを調達しに行った。
コンビニがあるだけありがたいが、やはり車中泊の時は一人だし面倒だからまあいいか、と食事がおろそかになる。
この日はかなり時間的に余裕があり、20時くらいにはもういつでも寝られる体制で、チューハイを飲みつつごろごろしていたけれど、明日は早いので21時頃就寝。
羊蹄山登山の準備はばっちり、のはず。

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