zineってそもそも何?
こんにちは。ホトリ室長saorinです。
2018年3月1日から4日間、CP+とフォトヨコハマという写真とカメラの祭典が横浜で開催されます!
その会期中、わたくしsaorinも運営事務局メンバーである、写真とzineのイベント「PHOTO! FUN! ZINE! WALL」も開催されます。
26組の出展者が決定し、もうイベントまで残り2週間を切りました。
フォトヨコハマのサイトでもパートナーイベントとして紹介していただいています!
詳しくはこちら>>>
ですが、今回初めてこのコラムを見る人は、「ていうか、zineって何??」と思っているかもしれません。
というわけで、このコラムで「そもそも、zineってどういうもの?」という疑問にお答えしつつ、zineをばっちり紹介したいと思います!
※ZINE(ジン)・・・有志の人々が制作する、少部数で非商業的な(利益重視ではない)出版物のこと。
リトルプレス、ミニコミ誌とも呼ばれています。
うーんわかりづらいですね(笑)。
簡単に言うと、手製の写真の冊子、でしょうか。
写真集みたいにがっちりした作りでなくてもOK。
ホチキス止めのしおりみたいな感じでも十分zineです!
写真だけでまとめる写真集的なzineでもよいですし、中に絵や文章を入れたりしてもOK!
photo zineは、主に写真をまとめたzineのことを指しますが、本来zineはイラスト、文章、写真、なんでもありなんです。
では、photo zineではどんなものがあるのか、ざっと紹介いたしますね。
すべてホトリ室長saorinの作品です。
◆ホチキス留めzine
裏表に印刷したページを重ねて、半分に追ってホチキスで留めたzine。
簡単に作れるのですが、写真の面付が意外に大変かも?
ただし、プリンターを使うのであればブックレット印刷機能があるので、それを駆使するのも手です。詳しくはこちら>>>
見開きを考えるのが楽しいです。
これは、「a fine line」という作品。
“a fine line”=紙一重、という意味です。
美しいものも、汚いものも、実は紙一重なのだ。という内容。(ざっくり)
◆クリップ留めzineその1
これはとても単純!写真を片ページで印刷し、クリップなど(写真の作品はガチャックを使用)で留めただけ。
考えるのは写真の順番だけ。見開きを考えなくてよいのでとても簡単です。
1枚1枚めくって楽しむタイプのzineがよいですね。
これは「Walk around my home」というzine。私の家の半径100m以内を愛犬と歩いたときに撮った写真をまとめています。
それぞれにコメントも付けています。
◆糊付け製本zine
これはちょっとだけ特殊。製本機を使って背の部分を糊付けしたzineです。
個人で作る場合、キンコーズに持っていけば製本してくれますよ!
昨年訪れた北海道の写真と、旅の日記をまとめたボリュームたっぷりのzineです。
こちらのzine、PHOTO! FUN! ZINE! WALLで展示いたしますので、ぜひご覧ください!
こんな風に写真日記みたいな部分もあります。とにかく盛り込みたい内容をまとめたら、それはzineです!
◆糸綴じzine
紙に穴を開けて、用紙同志を糸で綴じたzine。
ちょっとした製本の技術が活きています。
糸の色にこだわるのもかわいいです。
このタイプは開きがよいので見やすいのが特長です。
「moment」のタイトル通り、心に残った瞬間をまとめました。
◆クリップ留めzine2
クリップと呼ぶべきなのか?ちょっと不明ですが(笑)、穴を開けて綴じるタイプのzineです。
これも片ページ印刷なので、レイアウトはそこまで考えなくてOK。
パリに行きたくなる写真をまとめました。
◆和綴じzine
製本技術の中でも、日本古来から親しまれてきた和綴じの技術を使ったzine。
和綴じというとどうしても和風なイメージの作品になりがちですが、デザイン次第でスタイリッシュにもなりますよ!
和綴じはときどきホトリでもワークショップを開催しています。ぜひご参加ください!
このようにzineってとても自由なんです!
1冊のzineに写真をまとめるのは、ただ写真を撮るのとはまた違う楽しさがありますよ。
こちらは昨年2017年のPHOTO! FUN! ZINE!の様子です。
出展者それぞれ、壁面作品と制作したzineを展示販売します。(※今年は展示メインなので、出展者が在廊している時のみ購入可能です)
写真作品とzine、両方楽しめるのがPHOTO! FUN! ZINE!です!
いかがでしたか?
PHOTO! FUN! ZINE! WALLでは、たくさんの出展者のzineと壁面展示作品を楽しめますので、ぜひ遊びに来てくださいね!