ホトリ公募展「錆と廃墟展 vol.6 」レポート

こんにちは。ホトリ室長saorinです。
先日全会期を終了しました、ホトリ公募展「錆と廃墟展 vol.6」のレポートをお届けします。
もうvol.6!!早いなあ・・・としみじみ思っております(笑)

Re-8月に寝転がってた
青山 そらり

ミカラデタサビ
ろびこ

やさしさをわけあおう    ゆめをはなさないで
ATTI(ふくしまあつこ)

Mémoire
masa*

幾年月
細田 葉子

UNTITLED
ガミ・ロジオ

Years
中耶 莉佐

痕跡
金子 美香

木漏れ日和
terumin

遺されたもの
コム

from the backyard of the school
tomeco

Freeze, Or Standstill
たぁこ

都会の廃墟
くるりん

記憶
草野 美加

この街の歴史の生き証人
内山 康一郎

みゆき

表裏一体
saorin

私の作品については、最後にDMの話と合わせて記させていただきます。

展示作品で見せきれなかった作品をブックに。
今回はブックも充実です!

平日は比較的のんびり(毎回そうですが)でしたが、たくさんの方にご来場いただきました。

最終日は、恒例の出展者によるギャラリートークを。
作品についての話を、被写体や装丁などさまざまな角度から聞くことができて、とても楽しみな時間です。
出展者本人から聞いてそういうことだったのか!と気づくことも。

最後、私も作品についてお話させていただきました。
内容については最後に触れますね。

今回の搬出は、かつてないほどの参加率でにぎやかな集合写真となりました。(ちょっと密?(笑))

最後に、私の作品と、錆と廃墟展の歴代のDMについて。

2015年、初めて開催した時のDMがこちら。
個人的にもとても気に入っている錆の写真です。

vol.2がこちら。
会期を見ると、vol.1のあと、少し間を空けての開催だったのですね。

vol.3

vol.4のDM。

ちなみに、vol.1~vol.4まで、すべて長崎県の池島で撮影した写真をDMに採用しています。

そして、前回のvol.5はこちら。

今回のvol.6。

実は、vol.5と今回のvol.6のこの2枚、同じ窓を内側からと外側から撮った写真です。
場所は種子島の廃校を利用して展示されていたアート作品の一部です。

今調べてみたら、種子島の芸術祭はこちらのようです。
宇宙芸術祭だったのですね~(今知りました)

https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/6541

表と裏から、別々の美しさを感じて撮った作品なので、今回のタイトルは「表裏一体」としました。

私が錆と廃墟展をやろう!と決めた理由は、朽ちていく物のあわれな様子や、古びて打ち捨てられていても、何かそこはかとない美しさを放つ写真に魅力を感じたから。

錆と廃墟なんて、なんか怖そうだし、何でそんなものを撮るの?と思う方もたくさんいらっしゃると思います。

けれども、それらには時間が経過したからこその物語があり、美しさがある。私はそう思っています。
vol.1のDM写真は、そういう意味でとても気に入っています。
この錆の感じと色合い、もうたまらなく美しい!
自分の中で満場一致で最初にDMに選んだ写真でした。

花や空など、誰が見てもわかりやすく美しいものを撮るのも悪くないけれど、そういった物たちに目を向けて、写真を撮る。
そういう感覚を共有できる公募展ができたらと思って、始めたのが「錆と廃墟展」でした。

とはいえ、最初は同じように、朽ちていく物に魅力を感じて写真を撮っている人がいるのか、少し不安でした。

けれども、気が付けば今回で6回目を迎えたこの「錆と廃墟展」。
毎回、いつも参加してくださる方、そして新規で参加してくださる方。たくさんの方に参加していただけるほどに成長しました。

これからも、冬の時期に(錆と廃墟って、春夏のイメージではないですよね)に毎回開催できたらと思っています。

出展者の皆さま、ご来場くださった方々、気にかけてくださった方。
ありがとうございました。