こんにちは。ホトリ室長のsaorinです。
毎月第1土曜に開催されている、中級者向けの写真表現ゼミ、ホトリ写真塾・野澤教室。
9月は、saorinが担当講師となって、デジタルピンホールレンズを作って撮影してみよう!のワークショップを行いました。
著書『写真を楽しむ133のネタ帖』のNo.021で紹介しているこのネタ。
ワークショップとしては初の試みでしたが、なかなか楽しい内容となりました!
さっそくレポートいたします。
まずは、それぞれ受講生の皆さんがお持ちのデジタル一眼/ミラーレス一眼のボディーキャップに穴を開ける作業をします。
地味に、キリで開けます。(ボケボケですみません)
意外とこの穴は大きい方がよいみたいです。
次に、アルミ板に針で小さな穴を開けます。
大きすぎてもだめだし、小さすぎて光を通さないと意味がないので、皆照明の光を利用して穴をチェック。
こんな感じ。
アルミ板は普通のジュースの空き缶を切ったものを利用していますが、赤い色などがついていると
色かぶりするので黒っぽい色の方が無難です。
(気になる方は、油性マジックなどで塗ってしまうとよいでしょう)
さっそくボディーにセットして、ホトリの前で試し撮りです。
ピンホールレンズは撮影に時間がかかるため、きちんと撮りたいなら三脚必須です。
「設定はどうすればいいですか?」「シャッタースピードはどれくらい?」
そんな質問が飛び交いましたが、回答は「まず1枚テストで撮ってみて、そこから設定を変えましょう」
デジタルなので、設定も容易に変えられて、何枚でも撮れるのがよいところです。
ホトリ近くの公園にて。
この後、わたくし室長saorinはこの遊具でモデルをつとめましたよ。(写真は後ほど。)
大体撮影が終わって、さっそくホトリで鑑賞会。
皆、自作のピンホールカメラで思い思いの切り取り方をしていて面白かったです!
ここからは、受講生の皆さんの作品です。
公園の遊具を切り取った1枚。
遊具を揺らして撮ると、消えます!
動いている物体は、長くシャッターを開ければ開けるほどこのように消えていき、最後には完全に消えます。
おもしろいですねー。
光の感じと遊具がよいバランスです。
わたくし、張り切ってモデルに。
腕をぶんぶん動かしているので、腕部分が体に比べて消えかかってますね。
もっとシャッターを長く開けると、腕だけが完全に消えた写真になったと思います。
と、こんな感じで終わったホトリ写真塾・野澤教室でした。
今回のワークショップで気づいたこと。
・アルミ板に開ける穴は小さすぎなくてもいいみたい
・改めてみると撮像素子にくっついたゴミが気になる
・ボディーキャップは自分で用意した方が確実である(→saorinの気づき)
ホトリで普通のワークショップとしてやるかはわかりませんが(もし希望者多かったらやります)
やはり一人で試しに撮るよりも、何人かいた方が楽しいんだな!と思った室長でした。
著書のために作例撮りするときも、動いている被写体を撮るの、ちょっと難しかったですから。
というわけで、9月の野澤教室のレポートでした。
2015年開講のこのクラスも、残すところ3回となりました。来月はちょっとマニアックなエリアの撮影実習!楽しみです。
そして前回同様、講義終了後の年明け3月頭に、このクラスのグループ展も決定しています。
また詳細決まってきましたらお知らせします。