【ホトリ写真塾・写真の残しかた教室】 サイアノプリント体験+パネル作り 9/27レポート

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こんにちは。ホトリ室長のsaorinです。
怒涛のレポート、4発目!昨日開催された、サイアノプリント体験+パネル作りWSのレポートです。
ピクトリコさんに提供いただいている、ピクトリコプロ・デジタルネガフィルムTPS100を使用しています。
まずは、サイアノタイプに必要な薬剤、くえん酸アンモニウム鉄(III)(緑色)と赤血塩(フェリシアン化カリウム)の
必要なg数を正確に測り、それぞれ精製水に溶かし、薬剤を作って画用紙に塗ります。
↑の写真は、ホトリ中2階の暗室スペースで薬剤を塗っているところ。

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できあがった印画紙に、用意したデジタルネガフィルム(左下)を密着させ、ガラス板を乗せて固定し、
紫外線をあてるUVランプで露光します。
夏場の太陽ぎらぎらの日などは外に置いておけばよいのですが、なぜかこのワークショップをやる時は
お天気がいまいちなのと、段々紫外線量も少なくなってきて露光時間が安定しないので、このUVランプを使用しています。

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露光が終了し、水洗します。
余分な薬剤を洗い流します。

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(写真違うけど)まず1枚目の水洗、終了。

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(またまた写真違うけど)水洗が終了したプリントに、オキシドールを水に溶かした液を吹き付けると、
さらに濃い藍色になります。
左上部分、吹き付けられたところだけが藍色になっているの、わかりますかね?

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3~4枚プリントしてみて、一番気に入った仕上がりのプリントをパネルにします。

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完成!
ああ、やっぱりよいですねー、この青。藍。蒼色。
うっとりです。

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このざらっとした粒状感、まるで絵のようです。

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刷毛の毛羽の具合も1枚1枚違うし、その時の微妙なコンディションで仕上がりが異なってくるので、
1枚として同じプリントはありません。

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というわけで、今回も楽しいサイアノタイプワークショップでした。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!