箱の針穴カメラを作って撮影し、暗室で現像する1回完結の回です。
写真の原点と呼ばれる針穴(ピンホール)。
光が入らない暗箱を作り、光を取り込むピンホールを開け、感光材をセットして撮影する、というとてもシンプルな構造です。
カメラや写真の原始的な基本構造を理解することができ、レンズがなくても写真が撮れることを体験できます。
風景を切り取るのではなく、ゆっくりと光を流し込む、のんびりとした写真を楽しんでみませんか。
日本針穴写真協会の副会長、遠藤先生が針穴の楽しさを丁寧に教えてくれます。
HOLGA改造でご参加の皆さまも、さらなる針穴の楽しさにめざめるかもしれません!
何より、暗室現像作業も体験できるもりだくさんの内容です。
ワークショップ概要
今回のワークショップでは、空き箱でカメラを作り、空き缶を薄く削ったものに針で穴を開け、
ピンホールプレートを作ります。
感光材は、キャビネサイズの印画紙を使い、2カット撮影します。
それぞれ、現像しネガを作り、どちらか一方を密着反転させてポジを作ります。
作った空き箱カメラと、撮影した作品は持って帰ることができます。
※既に針穴カメラをお持ちの方、撮影&現像のみを楽しめる暗室開放オプションコースを設けました!詳細は下記をご覧ください。
2017年9月3日(日)に開催されたレポートはこちらから>>>
2017年12月7日(木)に開催されたレポートはこちらから>>>
2019年2月16日(土)に開催されたレポートはこちらから>>>
【ホトリ写真塾・針穴カメラ作り&暗室体験ワークショップ】
◆日時:10時~16時(昼食時間を除いて約5時間程度)
<スケジュール>
10:00~12:00 針穴カメラ組み立て
12:00~13:00 昼食休憩(ホトリで昼食も可)
13:00~16:00 完成した針穴カメラで撮影、現像
◆参加費:
Aコース カメラ制作コース・・・7,500円(講座料7,000円+材料費500円) ※針穴カメラ用箱、キャビネサイズ印画紙2枚含む
Bコース 暗室開放オプションコース・・・1,500円
・新規印画紙込(4枚まで、密着反転or現像、選択の組み合わせは自由)
・撮影済未現像の印画紙は事前申告制
・新規印画紙の持込み不可
◆定員:6名
◆場所:写真企画室ホトリ(〒111-0053 台東区浅草橋5-2-10 アクセス詳細はこちら)
◆持ち物:特になし
【針穴カメラ作り&暗室体験ワークショップワークショップ1日の流れ】
①講師の説明後、用意された空き箱で針穴カメラを制作
②できあがった針穴カメラに印画紙をセットし、撮影
③ホトリ中2階に用意された暗室で現像・プリント
④露光時間を変えて何枚かプリント
⑤できあがったプリントを流水洗浄
⑥乾燥させればできあがり
講師は、針穴写真家の遠藤志岐子さんです。
講師:遠藤志岐子(針穴写真家)
1967年1月2日生まれ。江戸っ子。
2000年頃にひょんなことから針穴写真に惹き込まれ、以来、針穴写真を撮り続けている。
個展、グループ展、ワークショップの開催、雑誌掲載、メディア出演を通じ、針穴写真の魅力を伝えるべく活動している。
日本針穴写真協会の副会長。2008年国画会の国展で新人賞受賞。
ブログ「はりあなのこころ」http://hariana.exblog.jp/
遠藤先生よりメッセージ
針穴写真は写真の原点と言われています。
暗箱、感光材、ピンホールというシンプルな構造で写真を撮ることができます。今回のワークショップはカメラやピンホールを自分で作り、現像します。
このワークショップを通して、シンプルだからこそ奥が深い、針穴写真の魅力を感じていただけたらと思います。
遠藤先生の作品