ペシの恋人展 レポート

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こんにちは。ホトリ室長saorinです。
わたしも写真を展示した3人展「ペシの恋人展」先日終了いたしました!(最終日、不在ですみませんでした)
振り返りつつ、レポートいたしますね。

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外を歩いている人も「なんだ?」とびっくりな表情になる中の様子。

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ばばーんと、北海道の地図がお出迎えです!

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しかもすごいのが床にもある!
この本州の大洗から旅はスタートするのであります。

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ユリコさんが作ってくれた私たち3人の人形と、愛車フリード!
かわいい!(すごろく遊びできそうだ!)

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3人のプロフィールと、私たちがどのように合流し、移動し、解散し、そしてまた合流したかを一目瞭然、わかりやすくした図を展示。

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ちなみにでっかいどうMAPは、地図を片手にヤマキさんがマスキングテープで描いてくれました!すごすぎる!

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MAPはどんどん進化して、地名や移動した方角の矢印など、にぎやかになっていきます。

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特に濃かった、3人で過ごした利尻島については、

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拡大MAPまで登場!
ちゃんと真ん中に利尻山、そして上の方にはちゃんとペシ岬が!
というわけで、ここでペシとは一体何なのかを説明します(笑)

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ペシは、利尻島の港からすぐ見えるところにある小高い岬のこと。ペシ岬と言います。
フェリーで到着した私たちのことを出迎えてくれます。

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近づいてみるとこんな感じ。
ちょっと険しく見えますが、100mくらいしかなくて散歩にぴったりです。

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ちゃんと舗装されているので、スニーカーでも大丈夫。

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とても見晴らしがよくて、いいところです!
私たち3人はこのペシ岬のことを大いに気に入り、山に登っている人はペシが見えたら騒ぎ、チャリに乗ってる人は写真を撮り、最終日フェリーで利尻島を離れる前にラストペシ、ともう1回登ったのでありました(笑)

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で、このDMですが・・・
大きな声では言えませんが、そう、あの北海道銘菓「〇〇恋人」のオマージュです(笑)
本物、検索してもらって比べてみてもらうとわかるのですが、本物はハートの中に利尻山が描かれています。
でも私たちは利尻山よりもペシ岬が気に入ったので、DMをデザインしたヤマキさんにペシを中に入れてもらったのでした!

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でっかいどうMAPには、私たち3人の目線のイラスト&写真日記をぺたり。
黄色がわたくしsaorin、緑がヤマキさん、赤がユリコさんと色分けしました!

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ふむふむ~なるほど、ここから出発したのね~

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北海道に行ったことがある人も、ない人も、このでっかいどうMAPでとても話が盛り上がりました!

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刻々と進化していってたでっかいどうMAP。ヤマキさんありがとう!

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そして奥のスペースには、私たち3人の個々の作品を展示しました。
こちらはユリコさんの作品。
北海道で見かけた色んなモチーフ(トウモロコシや、ちゃんちゃん焼きのネギや、利尻昆布や、利尻山の苔やら)が絵画になっています!
しかも側面にも仕掛けが!

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ハンカチや缶バッジ、作品集を販売。

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こちらはヤマキさんの作品。
その土地の古くから使われているお店の看板やレトロなお菓子のロゴ、駅の表札などを集めてコラージュ。
北海道の企業から出ているポスターと本気で勘違いする人続出でした(笑)

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矢羽根ポールや消火栓などをモチーフにした紙モノもありました。

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そして私のコーナー。
こんな感じで展示しました。

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今回、2週間駆け巡って見てきた色んな景色を、風と共に感じてもらいたくて、あえてラフに余白を残し、クリップピンでふわっと留めて展示しました。
今回制作したzineのタイトルと同様、テーマは「Breeze is nice.」
風が心地よいですね、という英語です。

もしかして気づいた方もいるかもしれませんが・・・
私も大好きな、旅小説の金字塔とも言える作品、沢木耕太郎さんの「深夜特急」でこのセリフが登場します。(どこで登場するのかは割愛します)
作品の中の主人公と同じく、暮らすように旅をすること、そしてそれを文章に残すこと、それらを私も同じようになぞってやってみる、というのが一つの夢であり、目標でもありました。
まず、旅をすることができて、そしてこのように文章に残し、本にすることもできました。
本当に駄文なのですが、こういうのをやりたい!と思っても最後までやり遂げられないことが多い私なので、最後まで書き終えたこと自体、自分の中で達成感がありました。
と、自分でそう思っていたら、見に来てくれた方が「深夜特急を思い出しました」と言ってくださって、ものすごくうれしかったです!
このROAD TRIPシリーズは、今後も続けたいなと思います。

ジャーナル部分は、こちらで読めます!ぜひ。>>>

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PHOTO!FUN!ZINE! WALLでも展示・販売できたらと思ってます。

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中2階には、ちょっとした作品を展示しました。
このどうでしょうマットは、実際に利尻島で敷いて3人で寝っ転がって星を眺めたマットなんです。

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ちょっと作品の写真を撮るのが難しかったので割愛しますが、この美瑛で撮った星空の写真を、天井にあしらって寝転がって眺めてもらいました。

 

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初日には、オープニングペシと称したパーティーを行いました!
写真はないけど、3人の写真をスライドで流して、ゆるく旅を振り返りました。

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ネギみそたっぷりのちゃんちゃん焼き、

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鮭とばとクリームチーズのクラッカー乗せ、

あと写真撮るの忘れたけどじゃがバターやリンゴジュースなど、北海道ならではのおつまみをご用意しました!

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サプライズで誕生日をお祝いしてもらいました!ありがとう!!

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写真、コラージュ、絵画、本当に三者三様でおもしろかったです!

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ホトリの細い壁に作品が!山羊のチャーリー君。

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というわけで、やっていた本人たちが一番楽しい、3人展でした。
やや内輪感強めなのは否めませんが、でもそれだけ楽しい旅だったので!
またこのシリーズでやれば?と誰かが言ってたけど、実現するとおもしろいですね(笑)

ご来場くださった皆さま、そして一緒に展示をしてくれたヤマキさん、ユリコさん、ありがとうございました!

 

zine「ROAD TRIP Breeze is nice」/北海道車中泊の旅日記、公開

こんばんは。ホトリ室長saorinです。
いつのまにやら、年の瀬が迫ってきましたね。
ホトリは年内のワークショップは全て終了。
12月29日より、FRIDAY, noun. HiRaKu / Jesse Freeman二人展がスタートしておりますが、わたくしは1月13日からの旅展「ペシの恋人展」の準備真っ最中です。

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北海道の旅をまとめたzine「ROAD TRIP Breeze is nice」が完成しました!
A5サイズ、全85pの大作です!

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前半は写真ページ、

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後半はボリュームたっぷりの旅のジャーナルページとなっています。

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「ペシの恋人展」で、限定部数販売予定です。価格は1冊税込1,500円。
何冊作れるかわかりませんが、年明けにがんばります(笑)

そして、今回は初の試みで、ジャーナル部分を先にこのブログで公開することにしました!
14日間をマイカーでめぐった旅の記録です。長いです(笑)
年末年始でヒマだなーと思った時に、のぞいてみてくださいね。
そしてぜひ、展示にも遊びに来てください!

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ROAD TRIP  Breeze is nice. 北海道車中泊の旅2017 もくじ

プロローグ 旅のきっかけは、天気

01 車ごとフェリーで、北の大地へ 8/17(木)~8/20(日)大洗~札幌~新十津川~旭川

02 絶景、また絶景 8/21(月)美瑛

03 一気に北上し、パーティーは3人に 8/22(火)美瑛~稚内~利尻

04 利尻で、ペシの歓迎を受ける 8/23(水)~24(木)利尻島・礼文島

05 利尻山に挑む 8/25(金)利尻山

06 一旦解散 8/26(土) 利尻~稚内~小樽~余市

07 積丹ブルーと、神仙沼グリーン 8/27(日)積丹半島~ニセコ

08 羊蹄山ソロ登山 8/28(月) 羊蹄山~長万部~砂原

09 弾道ミサイルから始まった朝 8/29(火)砂原~函館

10 東北経由で、帰路へ 8/30(水)函館~青森~岩手~宮城~東京

エピローグ 自由なスタイルの旅に、夢中になる

 

北海道車中泊の旅日記・エピローグ 自由なスタイルの旅に、夢中になる

<<<北海道車中泊の旅日記・10 東北経由で、帰路へ

エピローグ 自由なスタイルの旅に、夢中になる

「ペシの恋人展」でこの駄文をzineという形にアウトプットするべく、勢いで書いていたすべての文章に目を通しながら加筆修正した。
最初から読み進めていると、少し忘れかけていた当時の旅のさまざまなシーンが生き生きとよみがえってきた。
ほぼすべての出来事や行動は記録したつもりだが、書ききれなかった小さな小ネタはまだたくさんある。
また、写真を改めて見返してみると、北海道の外の美しい景色ばかりに気を取られ、楽しかったちゃんちゃん焼き晩餐会や水曜どうでしょうトランプなどの写真は、iPhoneでしか記録していなかったことを後悔した。
次回はすべてのシーンを作品として残す意識を持ちたいと思った。

プロローグで、旅のきっかけは天気と書いたが、もう一つ理由があった。
私は2015年にガンという大病を患い、そこで人生観が大きく変わった。
幸い発見が早期で、治療も落ち着き今は元気でぴんぴんしているけれども、宣告されたときはそれなりに衝撃があった。
今は2人に1人がガンになる時代だ。悲壮ぶるつもりはないけど、自分が死ぬかもしれないということと向き合ったときに悟った。
人はいつ死ぬかわからないし、明日のこともわからない。
それならやってみたいこと、体験してみたいことはトライしてみようと、今回の旅を決意した。

2週間車でひたすらまわる旅というのはもちろん初めての経験だった。だからこそ、旅の途中で自分の気持ちがどうなるのかは未知数だった。
もしかしたら、車中泊に飽き飽きして途中で帰りたくなるかもしれない。
疲れて運転を誰かに代わってほしくなるかもしれない。
・・・けれどもフタを開けてみたら、私は最後までちっとも帰りたくなかったし、どこまでも移動できるフリードとの旅がひたすら楽しかったし、また来年も行きたいとさえ思った。

車中泊しながら車で旅をするこの自由なスタイルに夢中になった。
北海道に限らず、これからあちこち旅に出てみようと思う。


epilogueSpecial Thank you!FREED!!

北海道車中泊の旅日記・10 東北経由で、帰路へ

<<<北海道車中泊の旅日記・09 弾道ミサイルから始まった朝

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10 東北経由で、帰路へ
8/30(水)函館~青森~岩手~宮城~東京

函館を離れる30日の朝、快晴☀
早起きしてヤマキさんと函館の街を散歩した。
けっこう朝から活動している地元の人も多く、みんなでこの爽やかな空気を共有していることがうれしかった。
昨日曇りで微妙だった函館の風景もたくさん写真におさめた。
朝の函館を満喫してからいざ、函館港へ向かう。
私は9月2日に仕事があるため、最悪でも前日の9月1日に帰らなくてはいけない。 ということは、東北を通過する帰りの道のりを考えても、この日に函館から青森には渡っておきたい。
20分ほどで函館港に到着し、青森行きのフェリーの切符を購入する。
函館-青森間のフェリーは2つ会社がある上に、1日に4~5便と割と便数が多い。 当日でも余裕で購入できた。
近くのコンビニで朝ご飯を調達し、フェリーに意気揚々と乗り込む。
フェリーに乗るのは今回が4回目で、もうすっかり慣れたものである。

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函館から青森まで4時間くらいかかるが、今回のフェリーの旅はとても快適だった。というのも、窓際にカウンターのような席があって、外の景色を見ながらずっと座っていられるのだ。
しかも、港を離れるとあとはずっと同じ景色に見える水平線と違って、最初から本州の先っぽが見えている。これはおもしろい。
あとで調べてみたら、苫小牧-大洗のほかにも、新潟-小樽とか色んなフェリーがあって、次に行くとしたら別のルートもよいかもと思った。
そしてフェリーはあっという間に青森に到着した!

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私は東北上陸自体が初めてである。
ちょうどお昼時で、前もって友人に教えてもらっていた青森名物?の味噌カレー牛乳ラーメンを食べた。
名前からしてちょっとB級グルメっぽいが、想像していた以上においしかった。

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再び車に乗り込み、青森で唯一見てみたかったスポット、蔦沼に向かう。
沼の水面に周りの木々が映りこんでいてとても神秘的なところだった。
もうちょっと時間があったらぐるっと歩きたかったが、駆け足になってしまった。

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その後、有名な奥入瀬渓流沿いの道をたまたま通りかかる。
せっかくなので車を降りて渓流がふんわりとした写りになるよう、スローシャッターの写真にチャレンジしてみた。
その間ヤマキさんは車で仕事・・・大変・・・

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その後、十和田湖へ。
これまた駆け足でただ寄り道しただけになってしまったが、十和田湖のスケールの大きさを実感したのでよしとする。
これでも日本で一番大きい湖ではなく、12番目だそうだ。
以前島根を旅した時、宍道湖が海のように見えて驚いたものだが、その宍道湖も7番目の大きさだった。

あちこち移動していたら結構いい時間になり、今日は岩手県内の道の駅「道の駅とうわ」にて車中泊が決定した。
私はもう慣れっこになった車中泊だが、ヤマキさんは車中泊デビューである。
道の駅のすぐ裏手にある「東和温泉」に入ろうとしたら、今日はボイラーの故障とかで何とかの湯が入れないそうで、なんと入場料が無料になった。ラッキー!
お風呂後、休憩場を使わせてもらってヤマキさんは仕事。(お疲れさまです)
私はコンビニにごはん&酒を調達しに向かう。

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ちなみにヤマキさんは、車中泊仕様の車内でも仕事をこなしていた。
もはやノマドの達人である。最後の夜も、快適に就寝した。

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8月31日、起床。いよいよ最終日を迎えてしまった。
今日は岩手から東北道を南下しながら東京をめざす。
ちなみに岩手では小岩井農場に立ち寄りたかったけど、今回は時間の関係で断念した。ソフトクリームを食べたかったのに大変残念である。
道の駅とうわを出発し、ヤマキさん希望の、宮城の「洋菓子ヤマキ」さんへ向かう。
このお店の看板のフォントがかわいい上に、自分と同じ名前!と、以前ヤマキさんは電車+バスで訪れたことがあるそうだ。
洋菓子ヤマキのご主人と奥さんは、我々の突然の訪問を歓迎してくれ、厨房に案内され、さらにはシュークリームとコーヒーまでごちそうになってしまった。
東北の人はあたたかい。

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さて東京まではまだまだ遠い道のりである。
途中の東北道のサービスエリアで牛タン定食に舌鼓を打ちながら、「宮城のさあ、蔵王の御釜見たいよね」という話になる。
山の上にあるという御釜。
時間はないと言えばないしあると言えばある。
東北道がそこまで混んでいなければ寄り道できる。 ただ、いかんせん天気が微妙だ。
この辺は晴れているが、山の上はどうかわからない。
行ってみて御釜が見られなかったら時間の無駄になるかもしれない。
けれども、「今日が最後の日だし、行くだけ行ってみよう!」 といざ御釜へ向けて出発した。

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目的地である御釜まではエコーラインという有料道路を通るのだが、最後の方はもうかなりのくねくね道で結構な山の上だった。

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ヤマキさんに撮ってもらった御釜出現待ちのわたくし

しかもやっとのことで駐車場に到着するも、完璧な濃霧!御釜はどこだ!
どうやら目の前にあるらしいけど姿を現さないぞ!
我々は「おーかーま、おーかーま!」という意味不明な御釜コールをかけつつ、しばし御釜出現を待つがなかなか現れない。
山の上で1700mくらいと標高が高く、風が強くてかなり寒い。
この強風の中待つのは限界があるので30分だけ、と辛抱強く待ち続けるも、現れない御釜。
そのうち私は待つことに飽きて、この霧が立ち込める中咲いているお花の景色もなかなか幻想的だなあ、と花を撮りだしたその時!
「さおりんさん!御釜が!!!!」というヤマキさんの叫び声が!
その瞬間だけガスが晴れて、御釜ちゃんがその姿を現してくれたのだった。

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彼の姿をおがめたのはほんの一瞬だった。なんというツンデレ!
寒いしこれ以上待っても御釜のガスはもう二度と晴れそうにないので、あきらめて車で麓へ戻る。
おかしいなー、麓はとってもいい天気なんだけどなー、不思議だなー。
利尻の時と同じパターンである。まあ一瞬だけでも御釜に会えたからよかったね!と、東北道へ戻り帰路へつくことにしたのだった。

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途中の岩手山SAからは岩手山がどどんとそびえていた

そうそう、宮城の高速を走っていたら、人生初の検問に引っかかった。
免許証の提示を求められ、東北道通過の目的をおまわりさんに告げる。
「何かあったんですか?」とダメ元で聞いてみたら、どうやら事件を起こした犯人が逃走中とのこと。
あっさり教えてもらえてちょっと意外だった。

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ドナドナトラック発見

東北道を段々南下してくるにつれ、知っている地名がどんどん出てきて我々のテンションは変な方向へ上がっていく。
ずっとかけていた音楽も飽きてしまい、数日前からラジオ派になっていたのだが、北海道にいたときに比べてラジオ局の頭数が格段に増えている。
この日結局、岩手→宮城→福島→栃木→茨城→埼玉→東京と、1日で7県移動したらしい。
そして我々はいつのまにか東京へ入っていた。気が付けば高い建物がいっぱい、車もいっぱい人いっぱいである。
車の移動はずっと道路を走っていくので、○○駅着いた!!というような節目がない。
ヤマキさんの住む両国へ寄り、荷物を降ろしてから彼女と別れて、自宅へ向かう。
すっかり夜になっていたけど、普通の時間に帰ってこられてよかった。

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自宅の駐車場に車を停めて、忘れないように今回の旅の全走行距離をiPhoneにおさめる。合計2,760km。
稚内から鹿児島までが2,300kmらしいので、日本列島を縦断するより長い距離を移動したことになる。
何事もなく、無事故無違反で無事に帰ってこられた!
今回かなり温泉+車中泊の旅に味を占めたので、また来年も行きたい。今度は道東を攻めたい!

いうわけで、北海道車中泊放浪の旅2017、これにておしまいである。

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玄関でおかえり~と出迎えてくれた、愛犬アビ。ただいま。

北海道車中泊の旅日記・エピローグ 自由なスタイルの旅に、夢中になる>>>

北海道車中泊の旅日記・09 弾道ミサイルから始まった朝

<<<北海道車中泊の旅日記・08 羊蹄山ソロ登山

09 弾道ミサイルから始まった朝
8/29(火)砂原~函館

爆睡していたら、iPhoneが大音量で鳴り響いた。
今までに聞いたことがない不穏な音で、寝ぼけながら画面を見たら「北朝鮮から弾道ミサイルが発射されました。 屋内に避難してください云々」とある。
え、えええーーー?!と飛び起きたら、今度は町中のサイレンが鳴りだし、がんがん同じことを繰り返して放送している。
「北朝鮮から、弾道ミサイルが発射された模様です。頑丈な建物か、地下へ避難してください」 ってどこに逃げろというのだ!!
どどどどうしよう!車中泊仕様ですぐに出発できないよ!
とあわてふためいていたが、ふと(下手に今動くよりも、このまま車の中でじっとしている方がよいのでは?)と思い、しばし待つことにした。
その間ネットでニュースをチェックしたら、ミサイルの射程距離の範囲は北海道から東北とかなり広い。なんじゃこりゃーどうしろというのだー
ひたすら携帯でニュースをチェックしていたら、既に函館入りしているヤマキさんから「起きてる?」というメッセージが届いた。
NHKのラジオが聞けるアプリを教えてもらってやり取りしている間に、ミサイルは襟裳岬の沖合1000kmくらいのところに落ちたという速報が入った。
とりあえず今私がいるところに落ちる可能性はなくなったので、ほっとした。
でも後から情報収集してみたら、どうやら頭上をミサイルが通過していったらしい。
外に出て空を見ていたら目撃できたのかもしれない。
それにしても、朝からなんなんだ一体。肝を冷やした。戦時中の国民の気分を味わった。
しかしどこへ逃げろというのだ、安部さんよ・・・
夫にLINEするも寝ていたらしく、ネットで初めてニュースを知ったそうだ。
もっと睡眠をむさぼる予定だったのにすっかり目が覚めてしまったので、身支度をして出発することにした。

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函館では早朝から毎日朝市が立っているのでむしろ早くから出て正解だったかもしれない。
車中泊していた道の駅から函館まで1時間ほどで特に渋滞もなく、無事到着した。
さっそく函館朝市の専用駐車場に車を停めて、朝市の建物内にある、朝から海鮮丼を食べられるところに入る。
朝の情報番組でがんがん繰り返されている北朝鮮報道を見つつ、鮭といくらの親子丼をほおばる。

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そして腹ごしらえが完了したところで、朝市見学に出かけた。
朝市ではイカ釣り体験ができたり、すしを握ってくれるカウンターもあったりして、色々と楽しめた。
さて、朝市の後は函館観光といきたいところだが、とりあえず車を別のところに停めなければいけない。
今までは割と安めな駐車料金だったが、やはりここは函館。東京並に高い!
色々と探し回った結果、平日料金最大で1日800円というところを見つけ、そこに無事駐車できた。よかった。(でも、車を取りに行く時に本当に平日最大料金あったよね?と心配になった)

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車を無事置いた後は、函館のレンガ倉庫をぶらぶらしたり、旧函館区公会堂や外国人墓地などのベタな観光スポットを巡ったり、チャーミーグリーン(既に死語かもしれない)の八幡坂を行ったり来たりして過ごした。

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歩いていたらどう見てもお店っぽくない普通の会社の建物の窓に、かわいい手ぬぐいやらタオルやらがディスプレイされていて、思わず吸い込まれるように買ってしまった。
どうやら船の部品を作っている会社らしく、全然グッズとか販売してなさそうなのにその船モチーフデザインの手ぬぐいがかわいいのだ。
手ぬぐいコレクションがまた増えた。
あと外国人墓地へ向かう途中の道は猫がいっぱいで途中人懐こい子と遊んでいた。(食われていたとも言う)

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函館は初だったけど、思ったこと。
港町だし、外国人墓地はあるし、レンガ倉庫もあるしで横浜にそっくりな街であった。
別行動中のヤマキさんは、自称オレの島「みどりの島」でノマド中・・・大変だね・・・

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お昼は函館で有名らしい星龍軒で塩ラーメンを食べた。
あっさり、でも奥深い味で美味しかった!ちなみにこのラーメン食べるのに1時間ほど並んだ。
それにしても今回の旅はラーメン率が高い。我ながら男の旅かと思う。

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お昼を食べてもまだ時間が余っていたので、せっかくだし・・・と路面電車の乗り放題切符を買って、五稜郭へ向かう。
上の展望台に上るのに思ったよりも入場料が高い!
けれども、あの五角形は展望台からしか見えないし、そもそも初めてだし、と思い直して上ることにした。
エレベーターはエレガのお姉さんと二人きりでやや気まずい。
展望台に到着し、五角形の写真を気が済むまで撮り、あとは展示されている五稜郭や北海道の歴史について色々学ぶ。結構おもしろかった。

さて五稜郭をあとにし、そろそろ函館の宿のチェックインの時間が近づいてきた。
車をピックアップし、ヤマキさんに予約してもらった宿へ向かう。
ここが、たまたま函館の夜景が見える函館山ロープウェー駅の近くだった。
宿は普通の一軒家のおうちに居候しているみたいな感じで、シャワーはあるとのことだったけど、もっと広いお風呂に入りたいよねという話になり、先に銭湯でひとっ風呂浴びることにした。

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「大正湯」さんという銭湯で、ここがまたレトロでとってもかわいかった!
しかも、私はピアスを片方落としてなくしてしまったのだが、2週間後くらいに銭湯のおかみさんからお手紙が家に届いて感激した!!
封を切って中を見てみたら、全然違うチェーンみたいなのが入っていた。
私のピアスは見つからなかったけど、わざわざ手紙で送ってくれるおかみさんの親切がうれしかった。お礼にはがきを送った。

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銭湯を出てから、お酒を1本調達していざ函館山ロープウェーへ!
百万ドルの夜景を堪能。
きれいだけど、なんというか夜景ってそれ以上でもそれ以下でもないのは何なんでしょうね。
あと何となく予想していたけど風があって結構寒かった。
その日、函館の居酒屋にでも行こうかと話していたけど、けっこう時間が遅くなって出かけるのが面倒になったので、コンビニごはんで済ませることにした。
今日は雨混じりの曇りで微妙な天気だったけど、明日は晴れの予報だったので早起きして函館散歩しよう!と早目に就寝した。

 

北海道車中泊の旅日記・10 東北経由で、帰路へ>>>

 

 

北海道車中泊の旅日記・08 羊蹄山ソロ登山

<<<北海道車中泊の旅日記・07 積丹ブルーと、神仙沼グリーン

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08 羊蹄山ソロ登山
8/28(月) 羊蹄山~長万部~砂原

薄曇りの中、朝5時に起床。
昨日ほどの快晴ではないものの、まずまずのお天気だ。
てんくら(てんきとくらすという山の天気予報サイト)の登山指数もA!よっしゃ、と心の中でガッツポーズである。
登山の身支度を整えて、車中泊していた真狩道の駅を後にする。
宇宙推しだった昨日の余市の道の駅ほど特徴はないんだけど、細川たかし推しなのかな、トイレに入るたびに演歌が流れてきてなんだかなあ・・・。
そして、真狩道の駅を出発し、羊蹄山の登山口、真狩キャンプ場へ移動する。羊蹄山は4つコースがあり、登りはじめの標高もかかる時間もほぼ一緒ということで、初めての羊蹄山なので一番メジャーな真狩コースを選んだ。
持っている本には、真狩コースで登頂してから別のコースで下山、と紹介されていたけど、バスの時間を調べるのも面倒だし、と真狩コースのピストンでいざ、クライミング!スタートは6時。
トイレに立ち寄ったビジターセンターに、割と最近別のコースの登山口付近で熊の目撃情報あり、と張り紙があって、おじけづく。
そういえば熊鈴、持ってないなあ。
利尻山の時は二人だったし、そもそも利尻には熊はいないから何も考えてなかったけど羊蹄山は熊、いるんだよなあ、しかもそんなに登山客が多くなさそうなのに、ソロだなあ・・・。
色々考えたあげく、iPhoneで音楽を流しながら登ることにした。
これ結構いいアイディアかもしれない。電池切れの心配があるけど。

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羊蹄山は登山ルートの途中に1合目ずつ、目印があるのでつど休憩しやすい。
だんだん標高が上がってきて、6合目から視界が開けてきて下界が見下ろせるようになり、8合目くらいから森林限界に入ってがぜん楽しくなる。
私は、森の中を歩くことよりも、標高が高い森林限界より上の景色を眺めながら歩く方が楽しいんだなあ、とつくづく思う。
あと羊蹄山ではリスを10匹くらい見かけた。
単焦点で若干広角気味のレンズだから豆粒みたいにしか撮れなかったけど、かわいかったなあ。
リスにはばんばん出会っていいのだ、熊は勘弁してください。
と、8合目から一気に楽しくなって、山腹をトラバースしながらどんどん高度を上げていき、一気に山頂に到着した。わーい!

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利尻の時は目の前の鳥居しか見えなかったけど、羊蹄山の山頂はすごかった。
火山の跡で山頂がすり鉢状になっていて、今ちょうど夏だからか、うっすら草が生えていて緑色になっている。千畳敷カールを思い出す。 そしてこのすり鉢の縁をお鉢巡りできるのだ。

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反対側のお鉢の縁を人が歩いているのが小さく見える。
こういう形状の山頂は初めてだったので楽しかった。

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ただ結構風が強く、途中ストックをしまう岩場もあるので注意が必要だ。
どこが登山道か迷うときは、よく見ると岩にうっすら白いマークが書かれているので、そこを進むとよい。
それにしても、なんでわかりづらい白色なのか。赤とか青の方が目立つのにな、と思いながらお鉢巡りをし、途中の最高地点の、本当の意味での羊蹄山登頂を果たした。
羊蹄山は蝦夷富士と呼ばれているので、利尻と合わせて北海道の富士2冠達成である。 利尻の時みたいに、登頂写真を実況中継でヤマキさんに送りたかったけど、羊蹄山の山頂は電波が入らず、残念。

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また真狩コースのピークまでぐるっとひとめぐりし、途中の9合目にある避難小屋に寄り道してトイレを借り、さくっと下山した。
6時から登り始めて、お鉢巡りと休憩を諸々含めて8時間50分程度。
真狩コースの山頂までは3時間50分と4時間を切っていたので、なかなかいいペースだったと思う。
利尻山と違って、羊蹄山は避難小屋で宿泊ができるみたいで、朝一番から登れない場合は1泊するのもありかもしれない。

15時くらいに登山口に到着し、靴下を脱いだり靴を履き替えたりしていたら、その辺を散歩していた中年のご婦人が話しかけてきた。
「羊蹄山に登っていらしたの?」
「はい」
「あら、私たち(近くにご主人がいた)も登りたいんだけど、私たちの今の足で登れるかしら?」
「・・・どうでしょうね~・・・」
「お一人で登ったの?まあー、どちらからいらしたの?ええー、東京からフェリーで?まあまあ」
すごいわねえ、と言いつつ去っていった。

さて明日は函館でヤマキさんと再会予定である。
一応18時に予約してあるゲストハウスに現地集合なので別に函館に着くのは何時でもいいのだが、私は何気に函館デビューである。
本を見たら、毎日朝市が立っているらしい。というわけで、この日のうちに真狩から移動し、函館まで1時間くらいのところの道の駅に移動することにした。
その前に、登山の汗を温泉で流そうと昨日も入った羊蹄山をおがめる真狩温泉に行こうとするも、その日は休館日で非常に残念だった。
しょうがないのでニセコ駅の裏にある温泉へ向かう。
ここは日替わりで洋風と和風のお風呂が男女入れ替わるらしく、私が入った日は女風呂が洋風で今までの温泉とはちょっと雰囲気が違って不思議な感じだった。
お風呂から出た時間は18時前くらいで、まだ夕飯には早い。
ここのところ毎晩コンビニごはんだったので、この日くらいはさすがにコンビニは避けたい。
途中でなんかごはん屋さん見かけたら入ろう、と出発することにする。

0828.11

それから函館本線沿いの国道5号線をひたすら南下することになるのだが、この道が超絶長い!
旅の前半で「直進86km」とカーナビに表示されてゲラゲラ笑っていたけど、この日さらにそれを上回る「直進110km」が出てあっさり記録を更新した。
最初110っていう三桁の数字の意味がよくわからなくて、100mってもうすぐなのになんで数字が減らないんだろう?そしてなんでナビ子は何も言わないんだろう?としばらくずっと考えていたのだが、途中で気づいて一人車内で爆笑した。
mじゃなくてkmかい!単位が違った。
そしてこの直進110kmの道のりがかなりつらかった・・・
しょっちゅう「居眠り運転注意、正面衝突の死亡事故多発」って看板が出ているのもうなずける。
ハンドルをまったく切らないまっすぐの道をなん十キロも一人で運転するのは結構きつく、今だから白状するけど途中2回くらい一瞬寝ていた。
ひたすらフリスクを食べて、たまにある信号でアンメルツヨコヨコを塗りまくって何とか眠気に耐える。
その途中、長万部で国道沿いにごはん屋さんを発見!ラッキー!
今夜は脱コンビニごはんだ!!
海鮮丼も肉系も割となんでもあるところだったけど、なぜかこの日も注文してしまった、ラーメン。
出てきた濃厚味噌ラーメンは、そこまで期待していなかった分すごくおいしかった。かなりの当たりだった。

ramen06

ラーメンに元気づけられ、目も覚めて目的の道の駅つどーるプラザ・さわらに無事到着した時はひたすらうれしかった。
iPhoneからFBに利尻山と羊蹄山の登頂日記を書いてから、そのままこてんと寝た。
明日は7時くらいに起きて、函館に移動して朝市だな~などと思いをはせつつ・・・
が、翌朝はとんでもない事件でたたき起こされたのである。

北海道車中泊の旅日記・09 弾道ミサイルから始まった朝>>>

 

 

北海道車中泊の旅日記・07 積丹ブルーと、神仙沼グリーン

<<<北海道車中泊の旅日記・06 一旦解散

07 積丹ブルーと、神仙沼グリーン
8/27(日)積丹半島~ニセコ

0827.1

翌朝27日。「北海道は快晴☀です!」と昨日入った温泉についていたテレビでアナウンサーがにこやかに宣言していた通り、朝日がまぶしくて目が覚めた。
ひょっとしてこの日はご来光が見えたのかもしれないが、さすがに疲れていたので早朝に起きようという気はゼロだった。
今日の最大の目的地である積丹半島は余市から目と鼻の先なので、朝はかなり余裕をもって8時くらいに起床した。
昨日のうちに買っておいたパンと、新十津川でも飲んだ朝コーヒーを楽しんだ。
これは快適!
うちの車、フリードはお尻のドアを開けると、ちょうどそれが屋根代わりになって、しかも荷台にちょっと腰かけることができてよい。
昨日は夜のうちに道の駅に着いたのでどんなところか全然わかっていなかったけれども、どうやら自然歩道みたいなところがあるみたいで、結構素敵なところだった。また余市は宇宙飛行士の毛利さんの出身地らしく、道の駅の売店にはJAXAのTシャツなどのグッズが売られていてかなり宇宙推しだった。三半規管を鍛えられる?斜めになった廊下を歩ける空間のようなスペースもあってなかなかおもしろかった。

0827.0

しかしこの道の駅、なんであんなに混んでたんだろう?
結局この後、4晩連続で車中泊したけれど、どこも閑散としていた。

0827.2

朝食を終えてから身支度を整えて、いざ、積丹半島に出発!
今回の旅の目標は色々あるけれど、そのうちの大きな一つとして、積丹ブルーを見てみたいというのがあったので、ちょうど快晴でうれしかった。
そう考えると、利尻山の荒天以外は大体天気運は良かった気がする。
トンネルをたくさん通るオロロンロードを通過し、積丹ブルーを堪能するならここ!と名高い島武居岬へ向かう。 日本の岬百選にも選ばれているこの岬、本当に本で見た通りの積丹ブルーを満喫することができた。
そのあと有名な神威岬にも行ってみたけれど、積丹ブルーを楽しみたいならこっちの島武居岬の方がおすすめである。
下の浜まで降りている人もたくさんいたが、この美しい景色は高いところから見ているから撮れるのだろう、と私は降りなかった。

0827.4

そして、ここで積丹半島のウニ丼、赤ウニと白ウニの二色ウニ丼を堪能した。
昨日稚内で食べたウニ丼は白ウニだったが、赤ウニもなかなか美味である。
ちなみに島武居岬、私は一応滑り込みで駐車できたけど、あとから見たらほぼ満車だった。

0827.6

そして、島武居岬で存分に写真を撮った後は、神威岬へ。
ここはかなりの観光スポットらしく、しかも土日&快晴ということもあり、初めてここで北海道の渋滞を体験する。
一応何とか停められたものの、結構広い駐車場がほぼ満車!しかも駐車スペースが狭い。
人気スポットということを実感する。

0827.5

神威岬は、昔は女人禁制の岬だったそうだが、今は老若男女関係なくたくさんの観光客が押し寄せている。(私も例にもれず。)
積丹ブルーを味わうなら島武居岬の方がおすすめだけど、この神威岬は岬の歩道が整備されていて、潮風を感じながら散歩することができる。
岬の姿がなんだか高い山の稜線歩きみたいで、とても素敵なところだった。
かなり風は強かったけど、もっと強い風の時は入れない日もあるらしいので、ラッキーだった。

さて積丹半島で見たかった二大スポットを楽しめたので、まだ早い時間だったが割とこの時点で満足していた。
明日は羊蹄山登山の予定なのでその辺の近くの温泉にさっさと入ってのんびり休もうかなと思っていたが、 本を見たらもう1か所今日のうちに行けるスポットを発見した。
これが神仙沼だった。

0827.7

16時くらいと少し日が傾いている時間帯で、しかも神仙沼までの道のりが割と結構な山道でたどり着くまでに時間がかかったが、実際に来てみてよかったと思った。
夕方の西日が枝葉越しにきらきらと輝いていて、沼や木々のグリーンが美しく、神仙沼という名前の通り神々しい場所だった。
点在する沼もよかったが、ぽつりぽつりと生えている樹木たちが樹の精霊のように思えて、何か人知を超えた意思のようなものを感じた場所だった。
今回夕暮れ時だったので、今度は朝のうちにも行ってみたいと思った。

0827.8

この日のすべての観光を終え、真狩の道の駅の近くにある真狩温泉へ向かう。
この時点でまだ太陽が出ている17時台である。
けれども昨日の遅い時間帯にばたばたする車中泊にこりたので、早めの行動を心がけた。
この真狩温泉、露天風呂からは明日登る羊蹄山がどどーんとそびえたっているのが見られて、とてもよかった!明日登るからなー!と決意しつつ、ぬるめのお湯なのでいつまでも羊蹄山を眺めていた。
温泉を出た後、今日の車中泊地の真狩道の駅に到着したけれど、予想通り店は全て閉店後。もうお風呂に入った後だし、店を探すのも面倒なので、近くのコンビニにごはんを調達しに行った。
コンビニがあるだけありがたいが、やはり車中泊の時は一人だし面倒だからまあいいか、と食事がおろそかになる。
この日はかなり時間的に余裕があり、20時くらいにはもういつでも寝られる体制で、チューハイを飲みつつごろごろしていたけれど、明日は早いので21時頃就寝。
羊蹄山登山の準備はばっちり、のはず。

北海道車中泊の旅日記・08 羊蹄山ソロ登山>>>

北海道車中泊の旅日記・06 一旦解散

<<<北海道車中泊の旅日記・05 利尻山に挑む

0823.6

06 一旦解散
8/26(土) 利尻~稚内~小樽~余市

札幌でワークショップを開催してからもう1週間たつのか、と時間の流れを振り返ったこの日の朝。
いよいよ利尻島とお別れの日が来てしまった。
8時半出航と朝一番の便だったが、早起きして最後にペシ岬に登ろう!と、みんなでラストペシ。

0826.1ツンデレ利尻君は、お出迎えとお見送りだけきちんとしてくれたけどあとはずっと雲の帽子をかぶっていたシャイボーイ

利尻を離れるこの日が皮肉にも超絶いい天気で、ペシ岬からのぞむ利尻山もばっちり山頂まで見えていた。お見送りのつもりか。
やっぱり利尻山は心残りなので、来年リベンジを誓う。
ツンデレイケメンの利尻山に比べ、ペシ岬は人なつこい犬みたいでやっぱりかわいいやつだった。
こんな場所が近くにあったら毎朝登るのを日課にしちゃうなあ。
コーヒーとか飲んだり、ちょっと本読んだりぼーっとしたりしたい。

そしてまた私一人、車でフェリーに乗船し、船室に移動してびっくりした。え、何だこの大量の乗船客は!
行きの稚内から利尻の便はがらがらで、二等船室寝転がり放題だったのに、もうほとんど乗客で埋め尽くされていて船内は座る場所がない。
しかたなく甲板の席に移動する。 が、私はちょっと仕事をしなければいけなくて、いざPCを立ち上げようとしたらなんと電池切れとなる。まじか。
どこかに電源あるスペースないかと捜したところ、あった!
本来は車いすを置いておくスペースらしいが、該当者はどうやら誰もいなかったのでこれ幸いと床に座って仕事をする。何とかなってよかった。
そうこうしているうちに2時間はあっという間に過ぎ、稚内に到着した。
稚内に到着したのは10時過ぎだったが、ブランチとして絶対この日ノシャップ岬にある食堂のうに丼を食べる!!!と3人とも鼻息荒く、2度目のノシャップ岬へ向かう。ドキドキしながら行ってみると、お店の前に暖簾がある!
どう考えても早すぎるブランチ入店だったが、みんな朝ごはんも大して食べていなかったので、ここはしっかり注文。
ウニ丼、とろけた~♡

0826.2

そして稚内駅まで皆を送る。
ここでユリコさんは東京に帰り、ヤマキさんは稚内から鉄道に乗って29日に函館で私と合流することに。
3人旅、すごく楽しかった。また行きたい。
名残惜しかったけど、とりあえず二人とはこのとき稚内で別れた。

DSC01368

さて一人になり、どうしようかなと思っていたが、この日かなり晴天だったので昨年ちょっと曇りがちだった宗谷丘陵あたりまでソロでドライブすることにした。
去年も車で通った海沿いの道は、やはり気持ちがよい。風車が絵になる。
そして肝心の宗谷丘陵には着いたものの、私が見たい氷河がもとでできた風景を見るためにはどこから車で登るのか、スマホでのにわか検索ではいまいちわからずじまいだった。
この日は一気に行けるところまで南下してしまいたく、そんなにのんびりはしていられなかったので、もういいや、と宗谷を後にする。
アクセス情報、何となくしか載ってないんだよなー、稚内市のサイトまで見たのにな。ちょっとリサーチ不足ではあったけど、稚内市は街をあげてアピールするポイントがなんか間違ってないか?と思った。
住所が宗谷丘陵内なんて、広すぎるんだよ!これも、利尻に続くリベンジか。

0826.3

そして、宗谷を後にして楽しみにしていたのは、日本海沿いのオロロンライン海道ドライブだ。
行きに稚内まで北上した時に少し運転していたものの、天気が微妙でそんなに爽快さはなかったので、この南下の道のドライブはめちゃめちゃ楽しかった。楽しすぎて、気持ちよくて結局一気に小樽まで400km南下してしまった。
疲れたら途中の道の駅で泊まろうと思っていたのに、ノンストップで走り抜けてしまった(笑)

小樽は昔訪れたことがあるが、あの有名な運河の景色を昼間しか見ていないので、今回夜景で撮ってみたいな、と思ったのも一気に南下した理由の一つだった。
小樽が近づいてきて、途中コンビニに寄ったらドン!ドン!と轟音がして何事?!かと思いきや、どうやら近くで花火大会が始まったらしい。
運転していたら花火が見えてラッキーだったが、いきなり渋滞している。
あとから、札幌でワークショップに参加してくれた人も見に来ていたとその日のSNSで知った。どうやらニアミスだったらしい。
そういえば旅に出る前に、これだけ長期間だからどこか1日くらい花火大会かぶってないかな?と調べたけどいまいちわからなかったんだよな。
こういう情報は地元の人に聞くのが一番だと思った。来年は絶対調べてから行く。

0826.4

どうにかこうにか小樽に到着した。
が、小樽って駐車場がない。普通のコインパーキングみたいなのってないのか?
少し離れたところにはあるらしいけど、距離的に微妙で、何より、小樽に着いたとたんかなりの大雨が降ってきた!
しょうがないので運河の近くでやっていたフードフェスみたいな会場の近くに一瞬だけ路駐し(ごめんなさい)、運河だけさくっと撮って速攻帰ってきた。
ちなみに調べたところ小樽の近辺には道の駅は皆無。
その時点で既に20時くらいで、今から宿探すのもな、と思い結局小樽から1時間くらいのところにある余市までがんばって移動することにした。
稚内でみんなと解散してから約9時間。
さすがに結構疲れて目もしょぼしょぼしていたけどがんばった・・・。
今日の目的地、余市の道の駅あっぷるというところに行く前に、風呂に入ろうと温泉をリサーチする。北海道の温泉って、本当にこの先にあるんですかい??と不安になるようなところにぽこっとある。
日中なら平気なのだが、さすがに夜だったのでドキドキしながら運転した。
もう夜ごはんを食べに別の場所に悠長に移動する時間も気力もなかったので、その温泉の中にある食堂みたいなところでまたラーメン、夏季限定辛みそ味を食べた。

ramen05

温泉を後にしてからやっと余市の道の駅に到着したら、トイレの前にある第1駐車場は満車!!
え、え、えええええー!どどどどうしよう!
と、よくよく見たら左手奥の団地の裏あたりが第2駐車場になっていて、そこはまあまあ空いていた。
それでも半分くらい埋まっていて、ほとんどが私と同じ車中泊目的で、キャンピングカーもたくさん駐車していた。
そもそも夜の10時半という遅い時間に到着した自分が悪いのだが、この旅最初の車中泊で、車内をフルフラットにするやり方を忘れかけていて、半泣きになりながら椅子をがたがた動かしていた。最後には車の分厚いマニュアルも取り出して確認した。
そして椅子の跳ね上げ方を唐突に思い出す。あーよかった。
フルフラットにした途端、突然生まれるこの快適空間。フリードありがとう。君はすごい車だよ。
自分はトイレが近いのでトイレから遠い駐車場はなー、でもしょうがないよなー、と思ったけど、結局途中1回しか起きなかった。
ちなみにその後の車中泊は1回も起きずに朝を迎えたときもあった。
夜中に目が覚めて何度もトイレに行くのはアビ(飼っている愛犬)のせいだと確信する。
仕込んでいたチューハイで晩酌しながらゲームしようかな、なんて思っていたけど、この日は結局落ち着いたのが12時近くで、疲れていたしちょっと飲んだところでこてっと寝た。
途中、1回夜中に起きたけど結構星がきれいだったような・・・
でも前の日の利尻で存分に星を堪能していたから、まあいいか、と即車に入る。
おひとり様車中泊デビュー、無事?果たす。

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北海道車中泊の旅日記・05 利尻山に挑む

<<<北海道車中泊の旅日記・04 利尻で、ペシの歓迎を受ける

05 利尻山に挑む
8/25(金)利尻山

この日は、何が何でも利尻山に登る!! と起床したものの、どんより曇り空だった。まあ昨日の土砂降りよりはマシか、と身支度して出発する。目指すは、利尻山の山麓にある登山口のキャンプ場である。
駐車場に着くと他にもこれから登るらしきグループが何組もいた。
朝ごはんを食べて登山靴に履き替え、トイレを済ませていざ出発!!と思ったその時、割としっかりした雨が降り出す。ええーーー
まだ朝の5時だし、少し待ってみようか、と屋根のあるところで30分ほど待機してみるも、あまりやむ気配はない。あんまりのんびりしていると下山が遅くなるので、5時半頃に出発した。
スタート時からしばらく霧雨が降り続き、ザックカバーを持ってくればよかったと後悔する。今回、山に登るときの荷物は大したことなさそうだったので、ザックカバーが付いていない最軽量のアタックザックを選んだのが失敗だった。
買ってあったごみ袋でしのいだけれども、次回の教訓としてザックカバーを持参することを学ぶ。
登りはじめ、霧雨の中みんなもくもくと登っていたのだが、私はなんだか体がふらふらしていていつもよりもきつく感じていた。
なぜだろう・・・と思い返してみて気づいた。「私、昨日の夜ごはんで炭水化物をほとんど食べてないんだ・・・」
なんたることだ!
礼文島で食べた昼のほっけ焼き定食が重すぎて、夕食を適当にすませてしまったのが仇となった。
完璧なエネルギー不足、いわゆる“シャリバテ”である。

0825.1

六合目の第一見晴らし台でヤマキさんが脱落し(と書くと悪いイメージだが、彼女はこの登山後チャリで利尻島50km1周を果たしているのである。競技が変わっているところがすごい)、その後ユリコさんと二人で山頂をめざした。
道中、私はバナナやら塩ようかんやらブラックサンダーやら飴玉やら、ザックに入っていたありとあらゆるおやつを貪り食った。
登山は皆さんが想像する以上に激しい全身運動なのだ。お腹が空いた、とかそういう次元の話ではなく、私の体はすごい勢いでエネルギーを欲していた。
人間の体ってすごい。

0825.2

そして8合目の避難小屋に到着。
もうこの頃には風がすごいことになっていて、ザックカバー代わりにしていたごみ袋がばたばたはためいてうるさい。 飛んでいきそうになるたびに後ろを登るユリコさんに結び直してもらう。
次回からザックカバーを持ってくることを神に誓う。
カメラは普通に肩からぶら下げていたが、気が付いたら霧でびしょびしょになっていた。途中ちょっとだけ写真を撮ったが、なぜかモニターが映らなかったりシャッターが切れなくなったりとおかしなことになっていて、そもそも登りはほとんどゆっくり撮る余裕がないのだから最初からザックの中に入れてればよかったと後悔した。

0825.3

避難小屋は無人で宿泊は禁止らしいが、ロフトのようになっていて、寝袋さえあれば緊急時は普通に眠れそうだった。
霧と小雨がおさまる気配がないし、まだこの時点で8時半だったため、もう少し休憩しよう、と30分くらい待機する。
ヒマなので奈良からの年配の女性グループの引率という札幌からの山岳ガイドさんと少し話をしたり、スマホをいじったり、おやつを食べたりした。

0825.4

利尻山は登りはじめの標高が低く、高低差が1,500mくらいとかなり体力を要するのと、基本宿泊できる山小屋がなく完全な日帰りになるため、歩行時間が9時間越えの長丁場となる。
この山に登ると決めたときから、最初は私の体力で大丈夫かな?と思っていた。
色々調べるにつれ、一番戦々恐々としていたのが、この待機していた避難小屋の壁に貼ってある林野庁の張り紙だ。
この8合目の避難小屋までどのくらい時間がかかったか、そしてまだ体力も水も残っているかを問い、また登山口からこの避難小屋までかかった時間と同じだけの時間が、ここから山頂までかかるとのこと。もしここまで4時間以上かかっている人は、下山時間を考えると引き返したほうがいい、と。
色んな人の山行記録を見ていて、とある男の人のブログで、「ここまで3時間半かかった・・・微妙」とあって、男の人でもそれくらいかかるのか?!とびくびくしていた。
とまあそんな感じで、とにかく大丈夫か、と心配していたのだが、結論から言うと全然大したことなく、この8合目避難小屋までは2時間45分くらいで到着していた。余裕だった。
ここ最近、八ヶ岳やらアルプスやらでとにかく鍛えていたのでだいぶ山のレベルが上がっていたらしい。ユリコさんも一緒でよかった。
避難小屋で 30分くらい待機したけど天気は相変わらずなので、もうこのままさくっと行っちゃおうか?という話になり、また登り始めることにした。

0825.5 0825.6 0825.7

利尻山は〇合目の名前というか、石碑に書いてある名称が、最初の方は「野鳥の森」やら「雷鳥の道しるべ」やらでかわいいのだが、そのうち7合目になると「胸突き八丁」となり、最後の9合目はもはや名前ではなく「ここからが正念場」となる。(ちなみに8合目は「長官山」というちょっとしたピークの名前だった)

0825.8

その言葉にもちょっとびびっていたけど、正念場という割には特にそこまで危険な箇所はなく、せいぜいやせ尾根と呼ばれているところがかなり狭い断崖絶壁かな?というくらい。頂上付近もかなり整備されていて階段状になっていたので登りやすかった。
が、いかんせん風がとにかく大変!
頂上に近づくにつれて時折メアリーポピンズ状態になる。
やせ尾根の通過も余裕と書いたが、これは断崖絶壁の方に抜けるように逆に風が吹いていたらかなり怖かったかもしれない。
霧の動きで風が肉眼で見えるという現象を初めて体感する。
思えば私は、多少の雨は降っていても、強風の中登ったことはなかった。雨より風の方が危険である。

0825.9

と、そうこうしているうちに山頂の鳥居が見えてきた。ばんざい!山頂到着である。 普通登りのコースタイムは平均約5時間ほどだが、記録していた登山アプリを確認したら、山頂まで4時間23分で登頂できた。
狭い山頂にあとから登山者が続々到着して、みんなで晴れ待ちしていたけれども、鉄のカーテンならぬ、白の雲カーテンに囲まれ、下界どころかすぐ近くにあるらしいローソク岩すらも見えなかった。
ちなみに利尻山は島全体が山だからか、山頂も携帯の電波が余裕で通じた!
一足先に下山したヤマキさんに即メールし、登頂実況中継がてら雲の状況を見てもらうも、なんと下界は快晴らしく爽やかな青空の写真と、山頂だけ雲の帽子をかぶった利尻山の写真が送られてきた。20~30分ほど粘ってみたけど全く雲が晴れる気配はなし。もう寒いしさっさと降りようか、と下山開始することにした。
ちなみに、私たちはせいぜい30分ほどしか山頂にいなかったが、既に山頂の端っこの方でちまっと座っていた男性はかれこれ2時間ほど山頂の雲の晴れ待ちをしていたらしい。お疲れさまです。

0825.11

下りも、山頂に近い8~9合目のあたりは登りと一緒でかなりの強風だったが、だんだん下界が近づくにつれて晴れてきた。
ヤマキさんから送られてきた写真の通りだった。
そして、天気がよくなると景色を見る余裕が出てくる。ダケカンバが鬱蒼としたトンネルのようになっていてとても美しく、何枚もシャッターを切ってしまった。
登っているときは全然目に入らなかったが、こんなにも植生が美しいところだったのだ。
もう登ることはないかなと思っていたけど、これはリベンジか、という不完全燃焼の気持ちがよぎった。

DSC012545合目あたりまで降りてきたら登りの時は全く見えなかったペシ岬が!

最後の方はもう太陽が出ていて、レインウェアに身を包んでいた私たちはそれを脱ぎ捨て、きゃっきゃっしゃべりながら下山した。太陽の威力は偉大である。
登山口の駐車場に到着し、また利尻山を仰ぎ見たけれど、やはり山頂は雲にすっぽり覆われていた。
うーん。ツンデレなイケメンめ。

0825.12

宿に戻ってから、チャリで利尻島一周のゴールを果たしたヤマキさんも合流。
私は猛烈にカロリーを欲していたらしく、カップ麺を宿で買い、夕食前に食べた。
その後、私は一人で利尻島内の温泉へ。登山でかいた汗を全て洗い流すことができてさっぱりした。北海道の温泉は癖になりそうである。

この日の夜は、昨日礼文島で調達していたちゃんちゃん焼き、じゃがバター、ニラ玉などで利尻最後の晩餐会を開いた。ちなみにニラ玉は、ちゃんちゃん焼きに乗せるために小ねぎをヤマキさんにお願いしていたのが、なんとまちがえてニラを買っちまったらしいので急きょ追加されたメニューだ。
一人だともっと適当なごはんになっていただろうけど、3人だったから和気あいあいと調理できて、この旅で一番おいしくて楽しかった晩餐会だった。

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今日を逃したら利尻の星は見れないよ!!と、ある程度食べ終わってからチューハイ片手に早めにロケハン済だった絶好の星見スポットへ。
宿のすぐ目の前だが、原っぱの中の道で外灯はないし、自転車用の道だから車は来ない。もう最高のロケーションだった。
ヤマキさん持参のどうでしょうシートを敷いて寝転びながら3人で眺めた利尻の満点の星空は最高だった。
写真の出来栄え的には美瑛の方がよく撮れたけど、肉眼で見た星空は利尻がベストだった。
その後、名残惜しくも利尻最後の夜がふけていく。 ああ・・・さびしい。

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北海道車中泊の旅日記・04 利尻で、ペシの歓迎を受ける

<<<北海道車中泊の旅日記・03 一気に北上し、パーティーは3人に

04 利尻で、ペシの歓迎を受ける
8/23(水)~24(木)利尻島・礼文島

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利尻島に到着!! いや、いい天気である。
着いたのがちょうど昼時だったので、フェリーターミナルの目の前にある「さとう食堂」で昼ごはんにした。
最初はりきって利尻・礼文で有名なウニ丼を食べようかと思っていたが、ここはウニが大事な観光資源とあってお値段5000円。高い。
さすがに昼ごはんに5,000円は奮発しすぎだ。
ウニは利尻・礼文で食べるより、稚内で食べる方がお値段的にお得という話になり、ウニ丼はお預けとなった。
というわけで結局頼んだのはまたラーメン。私はせっかくなのでちょっとだけ贅沢なラーメンをいただいた。
ほかの二人は利尻らしく昆布ラーメンを食べていた。

0823.4

ラーメンを食べ終わるともう14時近かったので、さてどうするかという話になる。
というのも3人とも、利尻島に何があるのかほとんどチェックしていなかった。
私が調べていたのは利尻島最大の目的、利尻山くらいだった。
あとは何があるんだ、利尻島・・・・
と思いつつふと窓の外を見ると、なんだかかわいらしい丘みたいなのが港の近くに見える。あれは何だ!と、行ってみることにした。
利尻島のフェリーターミナルでもらったパンフレットを見たら、名前は「ペシ岬」というらしい。なんとかわいい名前!
高さ100m足らずくらいだが、見晴らしがよくてとてもよい場所だった。

0823.5

3人ともこのペシ岬を大いに気に入り、山に登っている人たちはペシが見えたら騒ぎ、チャリに乗っている人は橋からペシが見えたら写真を撮り、最終日の朝にはラストペシ、と称してみんなで登ったのであった。
ペシ、かわいい。。。(ちなみに利尻山のポジションはイケメン。)

ペシ岬を堪能した後は、まだチェックインまで時間があったので車でぐるっと利尻島を回って観光することにした。
国立公園の「オタトマリ沼」は、最初そんなに歩くつもりはなかったのに、歩き始めたら意外に長くてしかももう後戻りできなくなった。
一周した後、ソフトクリームをみんなで食べた。
利尻昆布やがごめ納豆など、最初のお土産もここで調達した。
もう少し青空で利尻山の雲がなかったら、沼に利尻山が映っているシーンが見られたらしい。
沼を堪能した後は、アザラシがいるという「仙法志御崎公園(せんぽうしみさきこうえん)」へ。

IMG_0687

私は礼文島の時のように、遠浅に自然のアザラシがいるのを想像していたんだけど、ここでは天然の岩のいけすのようなところでアザラシが飼われていた。
私たちが近づくとすすーっと寄ってきてかわいかったけど、餌をくれないとわかるとさーっと泳いでいってしまった。奈良の鹿のようでわかりやすい。

IMG_1467礼文島をドライブしていたら発見した、遠浅でくつろぐ自然のアザラシたち

大体ぐるっと島をまわったら、頃合いの時間になってきたので今回3泊するゲストハウス「利尻ぐりーんひる」へ向かった。
予約時は大部屋の料金だったが、チェックインしてみたらたまたまその女性限定の部屋が3人部屋で、3人グループだった我々は予期せず普通の個室となった。快適である。
3泊は結構長いのでラッキーだった。

0823.7

寝床は壁で仕切られていたので、適当に決める。

セイコーマートで食料を調達してきて、ダイニングでみんなで食事した。
この宿は家庭科室のような大きなキッチンがあって、電子レンジはもちろん、ガスコンロやお皿なども自由に使っていいので、簡単な料理ができてよかった。
私はこの日は、翌日の利尻山登山に備えてがっつりお好み焼き♪と思いきや、実は中身が全部キャベツのお好み焼きだったため、超ヘルシーな夕食となった・・・
明日大丈夫だろうか。
天気予報がとても微妙だが、とりあえず登山に向けて準備し、就寝。
早朝起きたときの天気で決めよう、という話になった。
昼間は晴れていたのに、もうこの時には雲が出ていて星は見えなかった。

翌朝24日。朝の3時半に起きた時点での天気予報で決めよう、と話していたが、3時半に起きたら窓の外を見なくてもわかるくらいの豪快な土砂降りだった。
その後30分くらい寝ながら待っていたけど、雨はやむ気配なし!
さすがにこの土砂降りの中登るのはきついわ、というわけで「今日は中止!!皆の衆、寝るぞー!」という掛け声のあと、みんななんだかんだで8時まで爆睡。
8時に起きてもまだ雨が降っていたので、登山前に食べる予定だったそれぞれの朝食を、宿でコーヒーと一緒に取ることにした。 コーヒーで一息つきながら、「さて、この日どうするか・・・。」
利尻島は島の1周50kmくらいの小さな島なので、大体のところは昨日車でまわってしまっている。
そんな中、「やっぱり礼文に行ってみようか?」というユリコさんの鶴の一声で急きょ礼文島に行くことに決定した。
礼文島行きのフェリーは昼発の便しかなく、さらに今日中に利尻に帰ってくるには17時の便に乗らなければいけない。
実質、礼文島で活動できるのは2時間程度。
となると車を借りるのももったいないし、チャリで回るには時間が足りない、というわけで港から比較的近い桃岩展望台のトレッキングコースを短時間で楽しむことにする。

0824.1

礼文島に到着したのは遅めの昼。
礼文島で去年食べた「炉ばたちどり」のちゃんちゃん焼きが忘れられなくて、お店にいそいそ行ったらなんと入口の引き戸に「臨時休業」の文字が・・・・
ガーン・・・・・・・(札が下がっているのが見えて思わず駆け寄ってしまった) しょうがないからラーメンでも食べるかと、近くの食堂「さざなみ」に入ったのもつかの間、出てきたおじちゃんから「ラーメンの麺がない」と言われる始末。
二度めのガーン。
私はちゃんちゃん焼きに後ろ髪ひかれていたので、ほっけ焼き定食を注文した。
ほっけ丸ごとボリューム満点でおいしかった!(が、これが後々ちょっとした尾を引くことに)

0824.2

トレッキングはと言えば、天気も回復してきて、目標通り桃岩展望台にもたどり着いて(時間がなかったので、難しそうだったら途中で引き返す予定だった)よかった。 何より、私は去年この同じ道を前後左右霧でほとんど見えない中歩いていたので、正直同じ道を歩いているとは思えなかった。
急いで港に戻り、お土産でちゃんちゃん焼きセットを売店で買い込んで利尻へ帰る。約40分で隣の島へ着く。フェリー代金も800円くらいで、これは少し長距離のバスみたいな感覚だ。
利尻に着いてから宿に戻り、またセイコーマート(略してセコマもしくはセイコマ)で晩ごはん用の食料を調達した。
私は礼文での昼ごはん、ほっけ焼き定食がかなり胃にもたれていたので、みんなでゆでたトウモロコシとか枝豆とか、そんなもんだけを食べていた。
まだ翌日の天気予報は微妙だったけど、今朝よりはマシかもしれない、ということで明日は利尻山に登れるラストチャンス!と決意し、就寝。

0824.3

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