プラチナプリントへのあこがれ

「nocosと紙写真展2」で、もう一つ新しい出会いがありました。
出展者の1人、志子田薫さんによる、デジタルプラチナプリントの作品が1枚あったのです。

作品の横に添えられている、「デジタルプラチナプリントです!」の一言メモに
教室の生徒であるWさんが食いつき(笑)、私も一緒にお話を聞くことができました。
プラチナプリントの仕組みについては、半分くらいしかわかっていないのですが(笑)、
おもしろいのは、デジタルで撮影した写真そのものが、大きなネガフィルムになるということ。

そこから焼いたプリントは、世界で1枚しかないという点で、まるでポラロイドのよう。
写真=データ全盛期である現代において、それはきわめてユニークなのではないでしょうか。

何度でもシャッターを切れるし、データを保存しておけば何枚でもプリント可能なデジタルの世界も便利ですが、
こういう思い切りアナログな世界も、写真の楽しみかたの一つなんですよね。

現在発売されている「F5.6 VOL.6 (エイムック 2498) 」に、プラチナプリントが紹介されていると教えていただき、
興味があるので取り寄せてみました。

うん、やっぱり科学実験のようでおもしろいです。

実験といえば、ホトリで最初に行われたグループ展でも、トランスファーエマルジョンのWSを友人が行っていました。

昨日UPした暗室カラープリントも、プラチナプリントも、そしてトランスファーエマルジョンも、
どれも手間暇かかるけれど、写真の楽しみの一つとしてもっと広まるとよいなあーと思いました。

 

「nocosと紙写真展2」暗室カラープリントワークショップ

2日間のみで終了した「nocosと紙写真展2」の中で、あるたんさんによる暗室カラーワークショップが
ホトリ中2階の暗黒空間で開催されました。

私、saorinもちゃっかり2日目に体験してきました!

モノクロと違い、赤い光でも感光してしまうため、全暗の状態にする必要があります。
壁も天井も全て真っ黒にしている中2階ですが、ダムエーター部分や床・階段の隙間など
暗幕で覆ってのワークショップとなりました。

現像済のネガフィルムの中から、プリントする1コマを選びます。
(中には、現像WSだと勘違いされている方もいらっしゃったようで・・・)

迷ったのですが、やはり気に入っているホトリのサイトTOPページバナーにも使用している
パリの公園の写真にしました。

フィルムをセットし、マシンにセット。
ルーペ(?)を使って、フィルムの粒子がしっかり見えるところまで調節し、 ピントを合わせます。

その後は、感光時間を何段階かに分けてテストプリントを行います。
今回のWSの場合は、長く感光させればさせるほど色が濃くなります。 また、ここで色のバランスをチェックします。
赤すぎる、青すぎる、など、調節によって七変化するカラープリント。
ここまでコントロールできるものか、と感心。

ちょうどいい段階の感光秒数が把握できたら、いよいよ本プリントに入ります。

真っ暗闇の中、印画紙を渡されて枠内にセットし、ボタンを押し、終わったら印画紙を取り出して
暗室マシンにセット。
慣れてくると暗闇でもできるようになりますが、最初はかなり戸惑いました。

いざプリントが出てくると、何らかの原因で色が妙に赤く転んでおり・・・
ああでもないこうでもないと調節して最終的にいい感じの色に!

うん、普通のインクジェットプリンターでプリントしたものと何か違います。
大切にとっておきたい一枚のような。

思い通りの色が出たときの達成感、楽しいんだろうなあ・・・

とても楽しく、貴重な体験ワークショップでした。
あるたんさん、ありがとうございました!

ちなみに、あるたんさんは、ホトリで9月に2人展を開催します!
またお知らせしますのでぜひいらしてくださいね。

 

「nocosと紙写真展2」レポート

昨日の関東地方の雪はすごかったですね!
ロマンスカーで日帰り箱根だったのですが、あまりの大雪っぷりに帰りのロマンスカーがすべて運休になり
普通の小田急急行で何とか帰ってこれました。
12・13の2日間だけの展示会でよかったー。

というわけで、「nocosと紙写真展2」、無事終了しました!
1日中、ひっきりなしにお客さんがいて、とてもにぎやかな展示会でした。
以下、レポートです。

KENさんが制作した、600枚の写真をつなげた動画も!

「写真はつながる nocosと紙写真展2 」

あっきーさんのコーヒー、おいしかったです!
2日目はホットサンドも登場。ホットサンドメーカーを買おうと決意。

出展者の方が、ホトリのハリを利用して、クラシックカメラを展示してくれました。
これ、今度まねします!

大盛況だった、あるたんさんの暗室カラープリントワークショップ。
2日目、私もちゃっかり体験させていただきました!次回、完成したプリントを紹介しますね。

出展者が多いこともあるのですが、とにかくずっと人が途切れません!
みんな、わいわい楽しそうです。
今まで開催されたイベントの中で一番にぎやかでした。
あと、雑貨などの販売品があると、ホトリが雑貨屋さんに見えるのねという発見が。

しかも、びっくりしたことに、わたくし本日15日が誕生日なのですが、出展者の皆さまがサプライズで
バースデーケーキ&花束を用意してくれていました!
全く予測していなかったので、かなりびっくり。
本当にうれしかったです。ありがとうございました!

ホトリオープン以来、本当に色んなご縁に恵まれていると実感します。
nocosと紙写真展メンバーの皆さま、またぜひ3回目もホトリで開催してくださいね~。

 

「nocosと紙写真展2」のお知らせ

このイベントは終了しました。レポートはこちらからご覧いただけます。>>>

また、関連の記事もこちらからどうぞ。

「nocosと紙写真展2」暗室カラープリントワークショップ
プラチナプリントへのあこがれ

「nocosと紙写真展」の第2弾が、来年1月にホトリにて開催されます!
おなじみKEN3TVや、ホトリにもフィルムパトローネキーホルダーを置かせていただいている
nocosのtsurujunさんをはじめ、10人以上の個性豊かな参加者さんが集います。
KENさんが主宰しているトラベラーズノートのはりはり会やナチュラ写真の展示のほか、
暗室ワークショップやコーヒーサーブもあるそうですよ!

2013年1発目のイベントです。ぜひ、遊びに来てくださいね。

「nocosと紙写真展2」 写真企画室ホトリ

日程:
2013.1/12(Sat) Open: 12:00~20:00
2013.1/13(Sun) Open: 11:00~19:00

場所:写真企画室 ホトリ

http://artalk.jp/nocosphotograph/
https://www.facebook.com/nocosphotograph

2012.1/14「nocosと紙写真展」第一弾が開催。
お気に入りの写真を見たりコーヒーを飲んだり、お菓子を食べて好きな話にまるで
家のようにいくつろげる展示会をやってみようと言うコンセプトのもと開催された展示会。
大好評につき2013年1月に第二弾が決定。
仲間が入れたお気に入りのコーヒー片手に楽しい会話や写真や雑貨を楽しむ展示会です。

やまぐちさんによる来場者への振る舞いコーヒーにはじまり(数に限りがあります)
鶴田さんお二人が旅された西ヨーロッパ(ドイツ・ベルリン)のアンティーク雑貨
弥生さんが作る雑貨を販売、Yumiさん細井さんが買い付けてきた韓国雑貨。

「LOVE NATURA」によるフィルムカメラNATURAによる展示
「トラベラーズノートはりはり会」による写真をノートにコラージュするワークショップ
北川さんによる暗室カラープリントワークショップ(カラーネガ持参)も開催します。

そして各作家さんから集めたフリーマーケットも開催しますよ!!

nocosと紙写真展2にて北川 良さん( @R_tungsten )さんによるフィルム暗室ワークショップを開催します。
詳しい詳細などはこちらを見てくださいね。

『屋根裏暗室への誘い』 at nocosと紙写真展2
http://t.co/tjH6IR0B

期日:「nocosと紙写真展2内」
2013/01/12(sat)~13(sun) 場所:写真企画室「ホトリ」 中二階
時間割:3時間1コマ 計4回予定
1/12 13:00~16:00、16:00~19:00
1/13 12:00~15:00、15:00~18:00 1コマ4人まで 先着順

【参加作家】

鶴田 純一
鶴田 真理
細井 研作
佐藤 弥生
やまぐちあきひろ
Asumi Suzuki
北川 良
タロ
Yumi
さかい まみ
佐藤 陽一
Ai Kamiyama
志子田 薫
内野知樹