織田 紗織 写真展 在る レポート

こんにちは。ホトリ室長saorinこと織田です。
5月~6月にかけて開催された、わたくし自身の個展「在る」のレポートをお届けします。
1階と中2階のホトリをフルに使って、フィルムでとらえた山の写真をモノクロとカラーの両方で展示いたしました。
よって作品点数も多く、いつもよりもレポートの写真も多めですが、お時間あるときにお付き合いください。

Part 1
後期:モノクロメイン(1階:モノクロ 中2階:カラー)

前期はモノクロメイン。
前期・後期共に、会場入ってすぐの壁にはDMに採用した写真を展示しました。

最初の壁に展示した作品は、atelier gray / 加藤文明社さんにお願いした大判ポスター。
いつも紙と写真と印刷展で出力いただいているポスターと同じです。
(ちなみに今年も9/6(日)~9/13(日)に紙と写真と印刷展/ホトリ夏の本場週間(テーマ:旅の記憶)を開催します!)

ここはホトリ最上階に誕生した暗室で手焼きした作品を展示。
モノクロ暗室プリント、楽しいです!

ここは浮遊感を出したゾーン。
異なる種類の紙を、自由に重ねてコラージュのような展示に仕上げました。

バライタ調の用紙やわら半紙、和紙、ハトロン紙、局紙、トレーシングペーパーなど、さまざまな紙にプリント。

トレペは不思議な立体感が出て好評でした。

奥には大物を。
ジェルメディウム材で転写したパネルです。(160×90cmくらいあります)

一度大物をやってみたくて挑戦。
展示できるレベルに仕上がってよかった。
(そのうち、メイキング動画をインスタのストーリーズやリールに流すかもです)

購入されることは想定していなかったので、買いますと仰ってくださった方がいて感激!!

Presence=存在
Drifting=浮遊
Touchdown=着地

この3つを展示のキーワードにしました。

山々が存在していること、私が在ること(=Presence)
疲労で頭が朦朧としてふらふらになりながらも、でも足は動いているあの感じ(=Drifting)
心も体も帰ってきた、取り戻せたと実感する瞬間(=Touchdown)

私が山を歩く時にいつも感じている3つの感情です。

階段を上って中2階へ。

前期は中2階にカラー作品を展示しました。
後期はこれらが全て1階に下りるわけですが、もちろん全部の作品ではありません。

初日からたくさんの方々にご来場いただき、本当に感謝です。(もう1ヵ月以上経っているので、初期の頃を忘れていますが・・・)

プリントを販売しました。
本当に購入して下さった方がいて、売る、とちゃんと意思表示して実際に売れたのが人生初だったので、本当にうれしかった。(写真は最初にプリントを購入してくださった方。記念撮影)

立山で撮ったスキーの跡の写真がなぜか人気で、何と4人の方にお買い上げいただきました。
実はこの写真、縦写真なので展示する予定がなかったのですが、家族に暗室を体験してもらうときに気に入ってるからプリントしてもらい、せっかく焼いたから展示した作品。
なのでびっくり&うれしかったです。

物販コーナー

こちらはモノクロ&カラーの写真集2冊に、ほかにも色々作品をお付けした特装版BOX。

まだ2セットのみありますので、こちらから購入いただけます!

DMのモノクロビジュアルでシルクスクリーンの版を作りました。

写真集をカラーとモノクロ両方購入くださった方に、先着でトートバッグをプレゼントいたしました。

モノクロ写真集を購入くださった方は、暗室プリント作業の時に出るテストピースをプレゼント。

記念すべき最初のサイン!
ありがとうございます!

写真集ですが、オンラインショップで購入可能です!ぜひ^^

ひそかに暗室手焼きプリントをおさめたブックも用意。
ポスター作品、写真集、暗室手焼きプリントと比べてみました。

皆さまありがとうございます~

自分の分だけTシャツ刷ってDMと一緒に記念撮影(笑)

Part 2
後期:カラーメイン(1階:カラー 中2階:モノクロ)

後期はカラーが1階、モノクロは中2階。
2週間弱ずっと1階モノクロに目が慣れていて、カラー作品を1階に展示したら「派手だなあ…」と思いました(笑)

最初の壁はモノクロと同様、大判ポスターを展示しました。

山に泊まらなければ見られない、朝と夕の時間軸を意識した作品。

季節を意識して展示した額装コーナー。

前期同様、奥にはカラーの大物作品を。

大判ポスターを蝋引きした作品です。

蝋引きしたのでトレーシングペーパーのように少し透けています。
これも前期モノクロのジェルメディウム転写と同様、メイキング動画をインスタに流すかも?

透け感が伝わるよう、下の木の板に文字を貼っています。

途中で制作した、同じ写真を使ったアクリルパネル。
これも購入くださった方ありがとうございます!

中2階はモノクロ作品を。
点数多いので床にも置いて展示しました。

椅子に腰かけて見ると、作品と対話しているようですね、と言ってくださった方も。
前期のカラーよりも、壁が黒いのもあり、モノクロの方が没入感があったようです。

かわいいお客さまが来てくれたので一緒に記念撮影!
同じ犬種の子を飼っていたのでかわいくてしょうがない~

5月23日~6月14日、1ヶ月弱、展示いたしました。
ご来場くださった方、作品を購入して下さった方、気にかけてくださった方。本当にありがとうございます。
DM、SNS、アプリなど、色んなところから展示を知ってくださって、うれしかったです。

昨年、自分の病にまつわる出来事がきっかけで、山をフィルムで撮らなければ、という気持ちが加速しました。
その出来事は個人的なことなのですが、私にとっては衝撃で、一時期かなり落ち込みました。
でも、そのあと山に登ってみたら、山は何も変わらなかった。
山は私の体の変化など眼中になく、無関心にそこに存在していたのです。
前からフィルムで山を撮り始めていましたが、それを機に、銀塩(=フィルム)に山々の姿を焼きつけることで、私もそこに存在したことを重ねていけるのでは、と考えました。
フィルムでとらえた山の写真(特にモノクロ)は、時間の流れ方が違う気がします。
ともすれば何十年、何百年も前にそこに在った山を表現しているかもしれません。

地球の命の営みそのものが山で、私は山に、悠久の命を見ています。
これからも、山が蓄える地球の悠久の時間を表現していけたらと思っています。

最後にもう一度、ありがとうございました。

写真企画室ホトリ 室長 織田 紗織

織田 紗織 写真展 在る 5/23(土)~6/14(日)

このイベントは終了いたしました。詳しいレポートはこちら>>>

写真企画室ホトリでは、2026年5月23日(土)から6月14日(日)まで、当ギャラリーの室長・織田 紗織の写真展「在る」を開催いたします。

織田が約10年登り続け、撮り続けてきた山。
2023年9月開催の「I’m here.」の続編として、今回は全て銀塩に焼きつけた作品を、モノクロ・カラーの両方、1階と中2階の両フロアを使って展示します。
前期はモノクロがメイン、後期はカラーがメインとなります。
1階と中2階を入れ替えての展示のため、どの開催日でもモノクロ・カラー両方の作品をご覧になれますが、展示面積の違いから前期と後期で作品数が異なります。

また、本展開催を記念して同タイトルの写真集『在る』をモノクロ・カラー2種類、同時に制作・販売いたします。

皆さまのご来場をお待ちしております。

Saori Orita Photo Exhibition “Exist”
May 23 (Sat) – June 14 (Sun), 2026

At 写真企画室ホトリ Gallery FOTORI, we are pleased to present “Exist,” a solo exhibition by the gallery director, Saori Orita, from May 23 (Sat) through June 14 (Sun), 2026.

For nearly ten years, Orita has continued to climb and photograph mountains. As a sequel to her September 2023 exhibition “I’m here.”, this presentation features works printed entirely through traditional silver gelatin processes. Both monochrome and color works will be exhibited across the gallery’s two levels—the first floor and the mezzanine.

The first half of the exhibition will focus primarily on black-and-white works, while the second half will center on color. Although the installations on the first floor and mezzanine will be exchanged between the two periods—allowing visitors to view both monochrome and color works at any time—the total number of works will differ between the first and second halves due to variations in exhibition space.

To commemorate the exhibition, two versions of the photobook Exist—one monochrome and one color—will be produced and released simultaneously.

We look forward to welcoming you.


私は山に、悠久の命を重ねて見ている。

地球の命の活動そのものが山だ。新しい山でも数万年、古い山では数億年から数十億年の命を有する。
それはほとんど悠久と言ってもよい。

病を経て山を好きになり、登り始めて10年近くになる。
生きている自分の存在を、強烈に感じることができる場所。
それが、私にとって山だった。
生きていることを自らの体と心に刻みたくて、山に登り続けてきた。

2025年、とある衝撃が私を襲い、それはそのまま、私が山を銀塩に焼きつけることへの加速につながった。
銀塩に山々の姿を焼きつけることで、私もそこに存在したことを重ねているのだと思った。

山は何も変わらない。
私など眼中になく、無関心にそこに存在する。

永遠の命を持つ山を銀塩に焼きつけることで、私の存在、自分の命を焼きつけている。

織田 紗織

I see in the mountains a life that stretches into eternity.

The mountain itself is the very activity of the Earth’s life.
Even a young mountain possesses tens of thousands of years of life; an ancient one holds hundreds of millions to billions of years.
Such spans may well be called eternal.

After experiencing disease, I came to love the mountains, and it has been nearly ten years since I began climbing them.
It has been nearly ten years since I began climbing them.
The mountains are the place where I can feel, with intensity, the fact of my own existence.
I have continued to climb because I wanted to engrave the experience of being alive into my body and mind.

In 2025, a certain shock struck me.
That moment became a catalyst, accelerating my commitment to fixing the mountains in silver gelatin prints.
By burning the forms of the mountains onto silver, I realized that I was also layering proof of my own presence there.

The mountains do not change.
They exist with indifference, unconcerned with me.
By imprinting mountains—bearers of eternal life—onto silver, I am imprinting my own existence, my own life.

Saori Orita


織田 紗織 写真展 在る 5/23(土)~6/14(日)

ランドネWEBマガジンでご紹介いただきました

◆会期:2026年5月23日(土)~6月14日(日)13:00~19:00 
※水曜休廊

前期:モノクロメイン(1階:モノクロ 中2階:カラー)
5月23日(土)~6月2日(火)

後期:カラーメイン(1階:カラー 中2階:モノクロ)
6月4日(木)~6月14日(日)※6/8追記:6/12(金)のみ21時まで

◆会場:写真企画室ホトリ 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-2-10

TEL 03-5809-3813
info@fotori.net

※お問い合わせはメールにてお願いします


織田 紗織 プロフィール

東京生まれ、在住。青山学院大学文学部英米文学科卒。
浅草橋の写真アトリエギャラリー「写真企画室ホトリ」を主宰。

“写真を形あるものに残そう”をテーマに、手製の写真本やパネルなど、様々な写真雑貨を制作し、ワークショップを開催。「写真を楽しむ133のネタ帖」「写真でつくる雑貨」「フォトブックレシピ」(雷鳥社)「たいせつなものを撮ろう、残そう」(MdN出版)など5冊の著書がある。
主宰する写真企画室ホトリでは、写真公募展やワークショップなど、様々な写真イベントの企画活動を行い、写真愛好家の作品制作のサポートを行っている。

個人の制作活動は、主に山を銀塩で撮影、作品を発表。2023年9月には同ギャラリーにて「I’m here.」を開催。mt.souvenirのレーベル名で山の写真とシルクスクリーンの作品を制作・販売し、様々なイベントにも出展。
またyamadoriとして活動を共にする川野氏との共著『山の辞典(雷鳥社)』を2024年5月に上梓。2024年5月には「山の辞典展(写真企画室ホトリ)」、2025年8月には「山と写真と珈琲展(暮らしと珈琲)」を開催。
写真企画室ホトリのコンセプトである「街と山、本と写真」を軸に、ギャラリー主としても、個人作家としても活動の幅を広げている。

Nature Trekking 川野恭子 × 織田紗織~OM SYSTEMで撮る山岳風景~ レポート

こんにちは。ホトリ室長saorinこと織田です。
先日まで新宿OM SYSTEM PLAZAのクリエイティブウォールで開催されていた、Nature Trekking 川野恭子 × 織田紗織 ~OM SYSTEMで撮る山岳風景~ のレポートをお届けします。

わたくし織田と、yamadoriで共に活動している写真家・川野恭子氏との二人展でした。
今年5月に、『山の辞典』(雷鳥社)を上梓し、その展示(山の辞典展)がきっかけで決定したこの展示。
今年の夏はOM-5を持って、白馬岳、白雲岳、鳥海山、黒部五郎岳、五色ヶ原、槍ヶ岳と、6座の山に出かけました。

織田紗織 作品解説トーク

川野 恭子 作品解説トーク

川野恭子 × 織田紗織 スペシャルクロストーク

にしても、レポートを書いていて気付いたのですが。。。
色々余裕がなくて、クリエイティブヴィジョンで流していた映像作品やスライドのモニターの写真を撮ってなかった・・・。あとこの写真も設営が完了した日に撮ったもので、後からちょっとしたメッセージ帯を作品に追加していたのですが、それも撮るのを忘れた^^;

私はメインの全倍パネル作品はモノクロの写真を選びました。

設営完了。

展示の予告映像。

多分ですが、トークイベントの動画も追って配信されると思われます!(多分)

photo by 早苗氏

△ポーズたくさんやりました(笑)

そしてトークイベント当日。
会場着いてみたら椅子がたくさん(笑)席が埋まる気がしない(笑)

私がトップバッターなのですかすかだと寂しいー(><)と思っていましたが、満員・増席御礼!!
特にいつもホトリに来てくださる方も多くて、本当に感謝です(TT)

自分の出番が終了し、川野氏の作品解説を立ち見で。

photo by ひろ坊さん

二人のクロストークの写真。
もうちょっと写真を撮ってもらえばよかったかな?(笑)
(※多分ですが、トークイベントの様子は後ほどOMさんのYouTubeに配信でUPされると思います)

急きょ、トークをコンプリートした人にプレゼントするyamadoriポスターカレンダーを作りました。
川野氏作のユーカリスワッグは撮るの忘れました。。。(忘れてばかり)

photo by 三橋康弘さん

というわけで無事、展示の全ての会期を終了し、またトークイベント登壇という大役を終えることができました。
芳名カードを見ていると、想像以上にたくさんの方が作品を見てくださっていて、改めてこのOMシステムさんという会場で展示をさせていただいたこと、本当に光栄に思います。

本当にありがとうございました。

【山の辞典展】『山の辞典』について

山の辞典をご紹介します。

山の辞典
著:織田紗織(saorin)/川野恭子
出版社:雷鳥社
価格:1,650円(税込)

カバーと、各章のトビラは、龍山千里さんのコラージュ作品を採用しています。

そして、中身はyamadoriの山の写真が満載です!

この本では、yamadoriの二人のこれまでの山行をもとに、「これを楽しむならここ!」というおすすめの山を
10の章に渡って、写真と文章で紹介しています。
地形が美しい山(地)、山小屋がかわいい山(荘)、花が微笑む山(花)、海が見える山(海)、紅葉が見事な山(紅)、など。正確にいうと、山を大きな括りで捉え、高原や湿原、草原、湖沼、渓谷・渓流なども掲載しています。
すでに山を楽しんでいる人はもちろん、まだ登ったことがない人も、山の世界に浸ってもらえたら嬉しい。そして、いつかこの山に登ってみたいと思ってもらえたら、なおのこと嬉しいです。(はじめにより)

それぞれ、5つずつコラムもあります。山の写真を眺めつつ、読み物も楽しんでくださいね。

カバーと各章のトビラのコラージュは、龍山千里さんの作品です。

ぜひ、手に取ってご覧くださいね!
オンラインショップでも販売予定です。

HMJハンドメイドインジャパンフェスに出展します

このイベントは終了しました。レポートはこちら>>>

こんにちは。ホトリ室長saorinです。
早いもので2023年も1週間ほどになりましたね!

ホトリの年内の展示はすべて終了しており、年明け最初の展示は「Half!」(1/20~28)となっております。
「Half!」は出展〆切が1/8です。Aコースは〆切っておりますが、まだエントリーは可能ですのでぜひ!

そして、今回のお知らせの本題はこちら!
ホトリ室長saorin、外部のイベントに出展いたします。

2024年1月13日(土)・14日(日)の両日、ハンドメイドインジャパンフェス(会場:東京ビッグサイト西1・2ホール)に出展します!
ブース番号はB-45です。

https://hmj-fes.jp/

2023年7月に歩いた北アルプス

ホトリ室長saorinは山が好きで、山のおみやげクリエイター「mt.souvenir」として作家制作活動を行っております。
“山のおみやげ”をコンセプトに、自ら登った山で見た景色を写真にとじこめて、いつまでも眺めていたくなる作品を制作しています。
写真をお預かりしてオーダー制作も可能です。

また自分が山登りでほしい、Tシャツやポーチなどの山のグッズを、オリジナルデザインのシルクスクリーンで1枚1枚プリントして制作・販売しています。

2024年1月13日(土)・14日(日)の両日、ハンドメイドインジャパンフェス(会場:東京ビッグサイト西1・2ホール)に出展します!
ブース番号はB-45です。

https://hmj-fes.jp/

紙モノを中心に、2024年のカレンダーや新作のzine、またタイベック・布ものも色々と持って行く予定です。
ぜひ遊びに来てくださいね。

https://www.instagram.com/mt.souvenir/

I’m here. saorin photo exhibition レポート

こんにちは。ホトリ室長saorinです。
私自身の個展「I’m here.」の様子をレポートいたします。
最初から最後までたくさんの方にご来場いただきました。
中には3回も(!)おかわり登山してくださる方もいたり、写真集や作品フレームも購入くださる方もいて、、、(涙)
本当に、心から開催してよかったと思っています。
また、今回ホトリで開催して、巡回展という形でもやりたいなと思いました。(呼ばれればどこへでも赴きます!(笑))

ちなみに写真集やフレームは、オンラインショップでも引き続き販売しています。(本日より4~5日不在にするため、発送は9/26以降になります)


まずは、会場の様子を動画で。



また、ホトリで以前ASIA GOHANというイベントを開催してくださったkyokoさんがSNSにUPしてくれた感想がとてもうれしかったので、そのまま掲載させていただきます。(kyokoさん、本当にありがとう!!)

登山はしない私だけど、saorinさんが山に登る度に更新される画像を実はとても楽しみにしている。その美しさはもちろん、山を純粋に思い切り楽しんで、惜しげもなく前向きに伝えてくれる姿勢に共感し、強く惹かれているのだと感じている。
さて、慣れ親しんだ気分でホトリの扉をくぐると、そこは普段とは全くの別世界が広がっていた。

ここは山なのだ、と思わず深呼吸するほどの山の写真たち。紙の風合いや色彩が厳選された作品には、彼女ならではの表現が込められているのが分かる。そして山の名や登山日などを記したキャプションは設置されず(いわゆる山岳写真ではない)、いま山にいる前提で、一歩一歩観て歩くのが心から楽しい。ギャラリー奥のインスタレーションは、まさに山でのsaorin視点。風が吹き鳥が囀る遊び心ある仕掛けの中で、いつもこんな風に広大な山を愛でながら歩いているのね!と、VRのように自分の身体で、肌で、体感する。

I’m here. 私にとっても、細胞が目覚め、生きていることを実感するようなホトリでのひと時。
個人的で感覚的な感想だが、例えばこれらの作品が丸ごと飾られたコンセプトのあるホテルがあったなら、作品に囲まれながら数日間過ごしたいと感じた。私なりに、山に抱かれて眠りたいという、saorinさんと山への敬意のような気持ちの現れなのかもしれない。

とても素敵なお花をいただきました。ありがとうございます!

奥の空間には、インスタレーション作品も。
築60年になる(笑)ホトリの床のヒビを利用して、山の地図に見立てました。
山に登っている人ならピンとくるこのマークや数字。
2932は、私の推しの山、DMの写真にもなった白馬岳の標高です。

合わせて散らばしたのは、隅田川沿いを歩いていたら出会ったこいつ(笑)
たくさん落ちていたので拾って持ち帰らせていただきました(笑)

ちょっと、高い山の上に生えているハイマツをイメージしました。(実際はハイマツじゃないけど)

足元で撮った写真は、壁に飾るのではなく足元で見てほしいな、という作品。

今回、写真集のほかに限定でプリントフレームも用意したのですが、売れると全然思ってなかったら最終日に2人も買ってくださって、感謝。。。。

最終日、かわいいお客さまが!
将来巨匠の予感!

私はギャラリーオーナーなので、写真が好きで、ホトリに来てくれる皆さまのサポート的な役割の方が多いです。
でも、今回個展を開催して、こうして作品を見てもらえることが何よりもうれしかった。
ご来場くださった皆さま、気にかけてくださった方、皆さんに御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

DMの写真、とても気に入っているので額装して自宅にも飾りました。

I’m here. saorin photo exhibition 9/16(土)~18(月祝)オープン時間変更のお知らせ

会期の最後3日間(9/16(土)・17(日)・18(月祝))は、11時OPENにいたします。
CLOSEは18時です。

I’m here. saorin photo exhibition

◆会期:2023年9月2日(土)~9月18日(月祝) 13:00~18:00 (火・水休廊/18時閉廊
9/16(土)・17(日)・18(月祝))は11時OPEN
◆会場:写真企画室ホトリ 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-2-10 詳しいアクセスはこちら
TEL 03-5809-3813(営業日以外はつながりません)
https://fotori.net

【I’m here.】写真集&プリントフレーム

こんにちは。ホトリ室長saorinです。
明日9月2日(土)からは、私自身の個展「I’m here.」です。
3年ぶりの写真展に合わせて、同タイトルの同タイトルの写真集を制作しました。
B5サイズスクエア90pで税込2500円です。

また会場での数量限定で、DM写真のオリジナルプリントを販売します。
フレーム額装付で12000円です。

ぜひ会場でご覧くださいね😊

トレーシングペーパーのカバーは別注し、カットして1冊ずつ手でつけました。地味な作業です(笑)

DMにも採用した白馬岳の写真を、アワガミ和紙(群雲こうぞ)にプリントして額装しました。
プリントフレームのサイズは210×300mm。フレーム額装付で12000円です。
プリントのサイズは2Lに近いです。

I’m here. saorin photo exhibition 9/2(土)~18(月祝)

このイベントは終了しました。詳しいレポートはこちらからご覧いただけます>>>

9/15(金)追記:会期の最後3日間(9/16(土)・17(日)・18(月祝))は、11時OPENにいたします。CLOSEは18時です。

こんにちは。ホトリ室長saorinです。
このたび、約3年ぶりの個展を開催することにしました!
純粋に山の写真展を個展という形でやるのは初めて。
山の空気をぜひ、ホトリで感じてくださいね。

山を歩いていると、ふいに自分自身の存在を強烈に感じることがある。
今、私は生きていて、山にいる。
そのことを自らの体と心に刻みたくて、山に登り続けている。

I’m here. saorin photo exhibition

◆会期:2023年9月2日(土)~9月18日(月祝) 13:00~18:00 (火・水休廊/18時閉廊
9/16(土)・17(日)・18(月祝))は11時OPEN
◆会場:写真企画室ホトリ 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-2-10 詳しいアクセスはこちら
TEL 03-5809-3813(営業日以外はつながりません)
https://fotori.net

会期中、「小さなフォトアートを飾る」をテーマに、写真の残しかた教室を開催します。

透け感がきれいな蝋引きフォトカードや、絵画のようなキャンバスパネル、名刺BOXにしのばせる小さな和綴じブックなど、サイズ感は小さめ、でも自分だけのとってきの秘密の宝物のような作品に仕上げます。

予約は必要ですが、ワークショップの日時は定めません!
saorin個展「I’m here.」会期中の午前中、自由に日程を指定していただけます
ご希望の日にちをお知らせください。

masa*× saorin 二人の部屋 a room of photo and antique レポート

こんにちは。ホトリ室長saorinです。
先日、わたくしsaorinと、スタイリングレッスンを担当しているmasa*さんの二人展「二人の部屋 a room of photo and antique」が開催されました。
今回は被写体として撮りたくなる作品がたくさん詰まった展示となりましたので、盛りだくさんの写真と共に振り返りたいと思います。

まず、入口から中央まではわたくしsaorinの部屋。

いつも使っている額のフレーム部分と、集めていた古い紙モノ(領収証や手紙、古書のページなど)とを、アワガミ和紙にプリントした花の写真と組み合わせて展示しました。
アワガミは、楮厚口生成という、少しクリーム色っぽい色の和紙を使用。ちょっと古びた写真のように見えたでしょうか。

続いて、奥のスペースがmasa*さんの部屋でした。

こちらのディスプレイされていたカメラ、ジャンクで入手したカメラだそうですが、なんとチェキフィルムを装填して撮影することができるとのこと!

展示されていたチェキも、↑のカメラで撮影された写真です。
こんなことができちゃうんですね!

これは会場で実際に撮影してみている図。

入口のタイトルとお花を被写体に、のぞいてみます!

被写体のお花の露光を測ります。
さて、どんな風に見えているんでしょうか?!

のぞいてみると、おお!
上下が反転しているので少しわかりづらいですが、しっかり見えています!

それで撮影したチェキフィルム(モノクロ)がこれ。
思っていた以上にきれいにくっきり写っていました!
チェキフィルムをダークバックの中で取り出し、現像のためにチェキ本体に入れる必要があるので、その場ですぐに見られないのが少し残念ですが、でもこんなに素敵に写るなんて大興奮!

見た目だけでなく、こんな素敵な楽しみ方ができるんですね!

会場では、masa*さんの新作「Living with a sewing machine.」と、わたくしsaorinの新作「flowers」、また過去の関連著書・zineを販売いたしました。

masa*さんの新作zine「Living with a sewing machine.」
オンラインショップでも購入可能です!
逃した方はぜひ^^

オンラインショップでの購入はこちら>>>

私の新作zineは、この展示に合わせて制作した名刺BOXマッチ豆本。
手のひらに乗るほどの小さな作品です。
来月開催の公募展「Brownies35!」でも、ワークショップを開催予定です!

本当に、初日から最終日まで、お客様が途切れることがなく・・・
たくさんの方とお話しすることができました。

日中、外からの様子。

これは最終日、閉廊後にぱちり。
夜の雰囲気もまたいいんですよね。

最終日に来場してくださった方に、masa*さんとのツーショットを撮っていただきました!

実は、この二人展はもともとホトリの断捨離がきっかけでした。
というと、え?という感じなのですが(笑)
今年のはじめ、ホトリの倉庫にしまいこんでいた、過去の著書や依頼された仕事の作品のほとんどに別れを告げました。もとい、処分しました(笑)(要するに捨てた)
ほとんどが古く汚くなってしまったり、今から見ると少し拙さがあったりと、もうこれをお披露目することはないだろうなあという作品ばかり。

そんな中、2冊目の著書『写真と古道具のくらし』に掲載している、古道具やアンティークと写真を組み合わせた作品たちは、作ってから10年以上が経過した今見ても、「やっぱりいいな」と思うものばかり。

『写真と古道具のくらし』を上梓した時に、茅場町のMAREBITOさんで「写真と古道具のくらし」展を開催し、作品を展示しましたが、もちろんその当時ホトリはなく。(その時のレポートはこちら>>>
そんなわけで、この作品たちをホトリで展示してあげたいな、というのがきっかけでした。
ある意味、原点回帰ともいえる回顧展ですね。

ホトリで改めて展示するとなると、もちろん個展でもよいのですが、ふと(そうだ!masa*さんもアンティークや古道具、雑貨と一緒にスタイリングして作品を撮ってる!二人展にしてみよう~)と、お声がけし、開催が実現となりました。

本来なら、昨年2020年の秋くらいに会期を決めていたのですが、昨年は今年以上にコロナ禍で手探り状態のままが続き、気が付けば夏が過ぎ、会期間近となり(笑)
一度ペンディングして、改めて2021年9月に開催となりました。

そういうわけで、私にとっても、そして古くから私と交流いただいている方たちにとってはとても懐かしい作品たちが集い、逆にホトリでお会いしてからのお付き合いの方にとっては、新鮮な展示になったようです。
自分の原点とも言える作品たちを見ていただけたこと、本当にうれしく思いました。

また、うれしかったのはmasa*さんとのお部屋の境界線があまりなく、お互いの作品が違和感なく空間に溶け込んでいたという声をいただいたこと。
「本当に、二人の素敵なお部屋のようですね」という感想も。
まだまだ油断できないコロナ禍のさなか、足を運んでくださり、展示を見ていただけたこと。
改めて本当にうれしいことだと思っております。

ご来場くださった皆さま、気にかけてくださった方。
そして、一緒に展示を開催してくださったmasa*さん。
本当にありがとうございました。