【ホトリ室長制作メモ】Gokkoさんのワークショップ「写真を刷る」に参加してきました!

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こんにちは。ホトリ室長saorinです。
先日、浅草東駒形にある銅版画工房 Gokkoさんで開催されたワークショップ「写真を刷る」に参加してきました!
いわゆる「フォトグラビュール」の製版過程の見学と刷り体験です。
とても楽しかったので、ホトリのブログ・SNSでも紹介しますね。

この日はホトリでグループ展開催中だったので、昼過ぎに抜けて浅草橋→浅草へ。
大賑わいの雷門方面と逆の駒形橋を渡ります。
お天気よくてのどかな光景。

Gokkoさんに到着!
実は先月、Gokkoさんの別のWSに参加済なので、二度目の来訪です。
誰か知ってる人いそうだなーと思ってたらやはり!先日公募展に参加してくださったriekyさんがいた(笑)

フォトグラビュールの作品サンプル。興味深く拝見します。

まずフォトポリマーグラビュールとは何ぞや、というお話から。
Gokkoを運営している倉田さんが講師です。

版にインクを詰めるデモンストレーション。

実際に製版をどのようにしているのかも見学させてもらいました。
こちらは、プリンターで出力した露光前の版。

露光機で感光させています。

露光、終了。

一度洗い流します。

余分な水分を新聞紙(の無地版)に吸わせます。

乾かします。
ドライヤーがそのままぶっ刺さっているのかと思いきや、

温風がうまく循環する仕組みになっておりました!
すごい!

そしていよいよ、刷り体験です!
1階のプレス機があるスペースに移動。

参加されている皆さんの版が。

おおー私の版!
北アルプスの燕岳に登った時に中判カメラで撮った、槍ヶ岳の山並みの写真です。

先生に教えてもらい、皆さん自身の版にインクを詰める作業中。

これでいいのか?

インクを詰めつつ余分なところはふき取って、こんな感じになりました。

いざ、プレス機にセットします。

プレス機は3台あるそうです。すごいなあ。

そして刷る紙を選びます。
版画用の紙を3種類用意いただきました。
乾いたままの紙だとぼそぼその刷りしかできないので、濡らして柔らかい状態にする必要があるそうです。なるほど。。。

選んだ紙を、版の上にセット。

セットし終わりました!
そしてフェルトをかぶせて、いよいよプレスです。(動画撮ってたけど、このブログでは割愛)

というわけで完成!
欲張って3種類それぞれの紙に刷ってみました。
もともとモノクロフィルムで撮ってた写真なのですが、まさに版画のような仕上がりになりました。
写真なんだけど版画の要素もあって、いいですねー。

というわけで、とても楽しい体験でした。
フォトグラビュール自体、作家さんの展示で作品を見たことがあるのですが、自分の写真でできるなんてうれしい!
ホトリとGokkoさんとで、このフォトポリマーグラビュールのコラボ企画ができないかなと目論んでおります。

Gokkoさん、ありがとうございました!
ご近所ですし、また近いうちに伺いますね。