旅スル紙展 in TOKYO レポート

こんにちは。ホトリ室長saorinです。
昨日、ホトリ室長激推し(笑)旅スル紙展 in TOKYOが終了いたしました。
さっそくレポートいたしますね。

会場の様子を、簡易的ではありますが動画でUPしています。
(普段ほとんどYou Tubeほか動画を見ないので、UPの仕方(特に最後)が雑ですが・・・(笑))

今回、旅スル紙のデザインを手がけている本城さんのリトグラフ作品を初めて生で拝見しました。
プリンターでは表現できない、インクで刷る版画作品の世界。感銘を受けました!
影響を受け、リトグラフの工房に私も通うことになりました(笑)
写真で、リトグラフ版画作品を制作するのに挑戦してみます。

こちらの、「Sunrise Northern Alps 北アルプスの朝焼け」の作品がいたく気に入って、購入。
これから毎日眺められると思うと至福(❃´◡`❃)

スペース奥の壁には、実際のリトグラフのアルミ版を展示。
生の版を見られるチャンスはなかなかないです!

雷鳥の作品の版。

こちらは、雷鳥と槍ヶ岳の版。8つの版のうちの一つ。
背景の槍ヶ岳の版ですね。

入口の受付スペースには、本城さんの初期の作品を展示。

こちらは、シルクスクリーンで制作された作品だそう。

旅スル紙のグッズも、たくさんの方の手元に渡っていきました。
ちなみに、あれもっと買っておけばよかった・・・とか、買いそびれた!という方は、こちらのオンラインショップから購入可能ですよ^^

ALPS柄Tシャツも、人気でした!
イベント限定アイテムでしたが、まだ若干数在庫があるので、引き続きホトリでも販売予定です。

きなこ飴は、お土産で買っていかれる方が多かったです。

そして、今回の展示で初のお披露目となった、旅スル紙さんの新作。
新ばし飴 北アルプスデザインです。
新ばし飴は、松本の老舗の飴屋さん。
常念岳の北アルプスデザインのBOXがまたかわいい!
飴シリーズは、食べた後も箱をどう使おうかお楽しみですね。(結構、フィルム入れますという声もちらほら)

そして、会期中ワークショップを2つ開催しました!
こちらは、気軽に参加できるスタンプワークショップです。

スタンプの絵柄、インクの色、そしてレイアウト。
なかなか奥が深いなあと思いました!
こちらの方は、ポストカードを縦半分にカットして栞に。

松本愛にあふれるポストカードですね!

そして、シルクスクリーンワークショップも開催しました!

思い切りピンボケですが(笑)
持参いただいたトートバッグやTシャツに、好きな色のインクでALPS柄を刷っていただきました。

楽しい!という声が。よかったです!

たくさんの方にご来場くださいました。
旅スル紙さんの一ファンとして、ホトリで旅スル紙展を開催できてうれしかったです!

ご来場くださった皆さま、旅スル紙さん、ありがとうございました!


【旅スル紙展 in TOKYO】シルクスクリーンWS &スタンプWS

posted in: NEWS, 旅スル紙展 | 0

旅スル紙展 in TOKYO 開催限定!
ALPSデザインのシルクスクリーンプリントWS&旅スル紙モチーフスタンプWSを開催します!

ALPSデザインのシルクスクリーンプリントWS

旅スル紙オリジナルのALPSデザインの版を使って、ご希望の布製品にシルクスクリーンでプリントするワークショップを行ないます。
新品でも古着でも!Tシャツやシャツ、トートバッグなど、プリントしたい布製品をご持参の上ご参加ください。

「旅スル紙展 in TOKYO」の会期中、毎日開催いたします。
ただし、写真の残しかたワークショップ開催予定日(現時点で7/1(土))は15時からの受付となります。
また、受付時間によって作業スタートをお待ちいただくこともございます。
版を乾燥させる必要があるため、異なる色のインクで連続の刷りはできません。

お持ちのTシャツなどを、今回のイベント限定のALPSデザインでプリントしてみませんか?

タイベックバッグ

ホトリでご用意するベース(Tシャツ、タイベックバッグなど)に刷ることも可能です。
(※ご希望のカラー、サイズのご用意がない場合がございます)

・Tシャツ(化繊山Tシャツ)1,500円
・Tシャツ(コットンTシャツ)1,000円
・タイベックバッグ 1,000円
・コットンエコバッグ 500円

◆参加費:2,000円

◆プリントインク色:ホワイト/ブラック/ターコイズブルー など 全15色以上 その場でお選びいただけます。

◆注意事項

・ポケットやファスナーなど凹凸のあるものやタオル地などの材質によって、イメージ通りにプリントできない場合があります。

・ビニールコーティングされているものやアクリルなどへのプリントはできません。

・こすれ、かすれなどが生じる場合があります。ワークショップの性質上、高価な商品は避けてください。

・インクを取り扱うワークショップのため、汚れてもよい恰好、またはエプロンをご持参ください。

旅スル紙モチーフスタンプWS

雷鳥や松本だるまなど、旅スル紙の色んなモチーフのスタンプを使って、オリジナルポストカードを作るワークショップです。
予約不要、簡単にご参加できます!

※初日と2日目はご用意するポストカードがオフホワイトのみとなります。ご了承ください。

◆参加費:500円(※ポストカード1枚につき)

旅スル紙展 in TOKYO 6/24(土)~7/9(日)

posted in: NEWS, 旅スル紙展 | 0

このイベントは終了しました。詳しいレポートはこちらをご覧ください>>>

こんにちは。ホトリ室長saorinです。
6月末~7月頭に開催する、室長激推し(笑)「旅スル紙」さんの展示イベントのお知らせです。

「旅スル紙」を紹介します!

展示が始まる前に旅スル紙さんについてよりたくさんの人に知ってもらいたく、デザイナーの本城さんに色々お話を伺いました。
旅スル紙の誕生する初期の頃や、デザインについて、インタビューとしてまとめていますので、ぜひご一読ください。

旅スル紙とは・・・

松本の暮らしから生まれたデザイン、旅スル紙。
雷鳥や槍ヶ岳、北アルプスの尾根など、山で出会うモチーフからたくさんの作品が生まれています。
リトグラフ版画作品やマスキングテープ、サーモボトル、ポストカード、山Tシャツまで、旅スル紙の世界観をぜひホトリで体感してください。

旅スル紙 公式サイト
https://tabisurukami.com/

旅スル紙展 in TOKYO 限定アイテム&イベント

【旅スル紙×ホトリ コラボアイテム】

旅スル紙の人気デザイン・ALPS柄が山Tシャツやタイベックバッグで登場!
イベント限定アイテムです。

【旅スル紙 リトグラフ作品展示販売】

旅スル紙のデザイナー、本城知香子さんのリトグラフ版画作品7~8点を展示販売。
1枚1枚丁寧に刷られた版画の手仕事を、額装された作品としてぜひ会場でご覧ください。

【旅スル紙×ホトリ シルクスクリーンWS &スタンプWS】

展示イベント会期中、ホトリ店頭で人気のALPS柄のシルクスクリーンを体験できます。

旅スル紙展 in TOKYO

◆会期:2023年6月24日(土)~7月9日日(日) 13:00~18:00 (月・火休廊/18時閉廊
◆会場:写真企画室ホトリ 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-2-10 詳しいアクセスはこちら
TEL 03-5809-3813(営業日以外はつながりません)
https://fotori.net

https://forms.gle/dbLS6nqM9e2qhUaC8

【旅スル紙展 in TOKYO】「旅スル紙」を紹介します!

posted in: NEWS, 旅スル紙展 | 0

こんにちは。ホトリ室長saorinです。

今月24日から、ホトリの企画展となる「旅スル紙展 in TOKYO」が開催されます。

この「旅スル紙」は、松本のくらしから生まれたさまざまなデザインを形にしているブランド。
デザイナーの本城知香子さんが手がけています。
とりわけ北アルプスや雷鳥などがモチーフとなった山にまつわるデザインのグッズは、山好きの室長に刺さり(笑)ホトリでも何点か取り扱っています。

松本の手仕事商會すぐりさんでの旅スル紙展

昨年、松本のクラフトショップである、「手仕事商會すぐり」さんで「旅スル紙展」が開催されていたのを受けて、写真企画室ホトリでもぜひやらせてほしい!とお声がけし、今回の企画展開催に至りました。

そこで、展示が始まる前に旅スル紙さんについてよりたくさんの人に知ってもらいたく、デザイナーの本城さんに色々お話を伺いました。
旅スル紙の誕生する初期の頃や、デザインについて、インタビューとしてまとめていますので、ぜひご一読ください。

また、旅スル紙さんはオンラインショップもあります。
遠方で来られない方、また店頭で買いそびれた!という方も、ぜひチェックしてくださいね。

旅スル紙が誕生するまで

saorin(以下S):2016年に旅スル紙を立ち上げたとのことですが、きっかけを教えてください。

本城(以下H):東京では企画の仕事をしていたのですが、それから転職、結婚を経て美術を学び、自身の創作活動をするようになりました。
家族の転勤で松本に引っ越して、まつもと市民芸術館で上映された演劇の関連企画に参加したのですが、そこでシルクスクリーンのzine(小冊子)を制作したことが、旅スル紙が生まれる最初のきっかけです。

S:最初の作品のモチーフは、松本城だったんですね。

H:これまでの松本にはなかったものを作りたい!という思いがありました。思い切ってシルクスクリーンで松本城を蛍光ピンクで刷ったポストカードを作ったところ「今まで松本城を蛍光ピンクで印刷する人はいなかった」と言われました(笑)

S:蛍光ピンクは確かになかなかのインパクトですね(笑)

H:その演劇の企画に参加したことで、地元の作家さんと色々つながり、マルシェ出店にお声がけいただきました。
出店するにあたって屋号を考えなくてはいけなくて、そのときに「旅スル紙」という名前が生まれました。
松本でよく通っていたカフェやパン屋さんなど、お店の方のご厚意で作品を置いていただき、委託販売を始めたのもこの頃です。

最初に商品を置いていただいたカフェ amijok(アミジョク)さん
まだ旅スル紙の屋号がなかった初期のシルクスクリーンの作品。ロゴが眼鏡でこれもかわいい

S:「旅スル紙」の名前の由来、素敵ですね。

H:「旅スル紙」という名前には、人生は旅のようであり、作品がお客様の手によって旅をしていくといった意味が込められています。
「旅スル紙」の「スル」をカタカナにしたのは、元々、紙と印刷が好きだったこともあり、「紙に刷る」手仕事も大切にしていきたいという思いがあります。

S:松本でのさまざまなご縁や出会いがきっかけで、今「旅スル紙」の商品の拠点となっている「手仕事商會すぐり」とつながったのですね。

デザインについて

S:デザインについてお聞きします。
雷鳥と槍ヶ岳や、北アルプスなど素敵なイラストがたくさん生まれていますが、どのように描いていますか?アナログ?

H:アナログとデジタル両方です。いわゆるデジタルミックスですね。
手描きのデータをスキャニングをしてデジタル上で版にして、デジタルとアナログ(手仕事)を組み合わせて作品作りをしています。

松本から見える北アルプス

S:私が個人的に山好きということもあって、やはり山モチーフのイラストデザインに一目ぼれしたのですが(笑)
松本から見える山やその他のモチーフをイラストに起こしてるという感じでしょうか。

H:松本から見える山は、引っ越したその年に1回スケッチしたのが、元データになっています。
山の風景、癒されたんですよね。

S:多分、北アルプスの常念岳ですね。

H:松本の人は、みんな驚いていました。北アルプスが作品になるなんて!(笑)

S:へー!やはり見慣れてしまうとそんな反応なんですね(笑)

H:地元の人にとっては身近すぎる風景らしいです。私が県外出身なので、松本で見るもの全てが観光目線だったのも影響していると思います。

S:旅スル紙の中でも人気の、雷鳥と槍ヶ岳のデザインは、本城さんの中でイメージを作って描いた感じですか?

H:旅スル紙の商品が上高地のお店に進出することになったとき、新作として、新しいモチーフを探していたんです。雷鳥のデザインは、富山県の県鳥が雷鳥ということもあり、富山県のお土産としてよく見かけていました。長野県の県鳥も雷鳥なので、雷鳥のデザインで新作が作れたらいいなと思い作品化しました。

S:そう、この雷鳥と槍ヶ岳の雷鳥のつがいはなかなかリアルだなあと。

H:雷鳥は夏毛と冬毛バージョンがあります。夏毛バージョンは、繁殖期のオスとメスの背景に槍ヶ岳を入れました。
夏、冬とも、雷鳥が食べるガンコウラン、シナノキンバイ、チングルマなどのエサのお花(高山植物)もデザインに取り入れています。

S:昨年、従来の北アルプスや雷鳥と槍ヶ岳に続いて、八ヶ岳や槍ヶ岳の朝焼けといった、新作のデザインも生まれていますね。

H:八ヶ岳は、アウトドア系のフリーマガジンの八ヶ岳の特集時に表紙を担当したので、作品化しました。
長野県以外の山に挑戦するのは新鮮な気持ちでした。

昨年の「旅スル紙展」に山梨県からのお客様がいらっしゃって、「山梨の山はあるかしら?」とおたずねくださり「あります!」と答えられてとてもうれしかったです。
そのとき山の角度のお話になり、場所によって山の見えかたが違うので、みなさん自分の家から見える山が、「私(うち)の山」という認識があり、常念岳の作品でも「これはうちの山じゃない」「これはうちの山だ」と、山によって、自分のお気に入りの角度があるのがおもしろいなと感じました。

H:槍ヶ岳の朝焼けは、山に登っている知人が「とにかく山がオレンジになりものすごくきれいなので、朝焼けの作品を作ってほしい」とリクエストされていて、いつかその作品をと思っていたので、昨年、朝焼けの山の世界をリトグラフで表現しました。朝の太陽の光に、空や山が染まって包みこまれるような絵画的表現になっているので、今までの作風とは異なるものに仕上がっています。

リトグラフについて

S:今回、会場で展示販売するリトグラフ作品についてお聞きします。
雷鳥と槍ヶ岳はどんな風に制作されているのかお聞かせください。

H:雷鳥のつがいや背景の槍ヶ岳、高山植物など、モチーフを一旦スケッチし、バラバラにしたものを組み合わせています。版画化する際に、構図から色数を決めるのですが、どうしても8色必要なり、色別に版を作っています。
オスのトサカ(赤い部分)だけの版もあります。これだけ版数が多い作品は、私の作品の中でもこれだけです。

S:雷鳥のオスのトサカだけ(笑)めちゃ小さい(笑)

H:地味に大変です(笑)
リトグラフは全部、手描き版なので、またポストカードとは違った味わいになっています。
アルミ版に、手描きで描いていくんです。

S:リトグラフがいまいちよくわからない(笑)
版画というと、何かを削って溝の絵を作って、そこにインクを塗って刷るイメージですが、違うんですね。銅版画と木版画はやったことあるんですが・・・

H:今放映中の朝ドラで石版印刷が登場したのですが、あれが、リトグラフの原理です。
今はアルミなどの金属板ですが、昔は石灰石のブロックが使われたそうで、それで石板印刷と呼ばれます。
いわゆる凹凸を利用してインクをのせるのではないので、平版とも呼ばれています。
ざっくり言うと、水と油の化学反応を利用して刷るのがリトグラフです。

S:これが実際のリトグラフのアルミ版なのですね。槍ヶ岳が反転してますね。
雷鳥オスのお腹の部分のカーブがちゃんと花についてる!

H:リトグラフは、現代の印刷技術の基礎となる技術です。印刷会社で一般的に使われているオフセット印刷は、リトグラフから進化していきました。

S:印刷の話が止まらない(笑)

H:すみません、やはり「旅スル紙」の「スル」は「刷る」で印刷が好きなんです。

S:すごく伝わってきました!私もリトグラフ作品を実際にまだ見ていないので、拝見するのが楽しみです。

2015年 旅スル紙 初期のシルクスクリーン作品(作家保存)

というわけで、旅スル紙の本城知香子さんから色々お話を伺いました。
今回のイベントでは、現在のリトグラフ作品のほか、初期の頃の貴重な作品や実際のアルミ版も展示いたします。

また、紙モノのほかにも、ステンレスボトルやリユースボトル、今回のイベント限定のALPSの山Tシャツなど、たくさんのアイテムが並びます。

「旅スル紙」の世界観を、ぜひ写真企画室ホトリで丸ごと楽しんでくださいね。
皆さまのご来場、お待ちしております!

旅スル紙展 in TOKYO

◆会期:2023年6月24日(土)~7月9日日(日) 13:00~18:00 (月・火休廊/18時閉廊
◆会場:写真企画室ホトリ 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-2-10 詳しいアクセスはこちら
TEL 03-5809-3813(営業日以外はつながりません)
https://fotori.net