こんにちは。ホトリ室長saorinこと織田です。もとい、さおりん先生です!(笑)
少し間が空きましたが、先月出張講師をつとめた、子ども向けのワークショップのレポートをお届けします。
タイトルは「みんなで探究「光のしくみを知って『箱カメラ』で写真を撮ろう!」
ランドセルメーカーのセイバンさんが運営する、探求子育て学びメディア「Soda!Soda!」の、みんなで探求コーナー。
”ロケットを作って宇宙を知る” ”古着をリメイクする” ”小さなルンバでプログラミングを知る”など、なかなかユニークなテーマで過去ワークショップが開催されています。
今回、ホトリ室長さおりん先生は、”カメラと写真”をテーマに、サイアノタイプと箱カメラの2つを、子どもたちに教えてきました!
会場は、世田谷にある昭和女子大学キャンパス。
余談ですが、スライドを見せられる教室もあり、木など写真を撮りたくなる被写体もあり(しかも雨が降った時は半屋外で撮れる屋根もある)と、とてもよい会場でした!
ていうかキャンパスってスペース借りられるんですね。
ワークショップ前に、まずは箱カメラの撮影実験。(天気がよくてよかった・・・)
私の箱カメラを固定し、前の建物を撮影。20分くらい露光させました。
池には鴨が泳いでました。
WS本番中、子どもに「鴨は撮れますか?」という質問を受けましたが・・・
残念ながら、撮れません!
動いているものは撮れない(というか消えちゃう)んですねー。残念!
まあ撮りたくなるよね。
実験で撮ったやつをアイロンで現像したところ、写っておりました!
が、午前中の光だったこともあったのか、この時撮ったやつが一番うまく撮れました。(冬の紫外線量は少ないですからね)
では、ワークショップのはじまりはじまり!
なんか授業参観のようですな。。。
まずは、写真がどうして写るのか、原始的な仕組みを説明。
”光で写る”ことがわかってもらえたかな~
各テーブルに分かれてみんな座っていましたが、置いてあるものにすでに興味津々。
まずは、サイアノタイプの実験です!
これは薬品が塗られている紙に物を乗せて露光すると、光が当たらなかったところは白いまま、光が当たったところは青くなるという、いわゆる日光写真です。
お外の光でもよいのですが、時間の関係上、このサイアノタイプはUVライトを使用して室内で行いました。
感光が終わったら、水洗します。
できました!
途中ちょっとずれちゃったらしく、線が二重になっているのがリアルです(笑)
これは葉っぱとか花びらとかでもできますし、
透明シートにマジックで絵を描いて乗せると、こうなります!(これは、今回のWSとは別の実験です)
そしてサイアノタイプの次は、いよいよ箱カメラを作ります!
みんな興味津々で覗いています!
このスクリーンにさかさまに写るのがおもしろいんですよね。
さっきスライドで説明した小穴投影現象(=カメラの原理)、これでわかってくれたかな。
さすがに全部の工程を子どもたちに作らせるのは無理があるので、98%完成させた箱カメラを配って、ルーペをつける作業だけ子どもたちにやってもらいました!
そしてみんな同じ箱カメラなので、用意されたシールでデコりまくる子どもたち。
ではいよいよ外に出て撮影スタートです!
午前中実験していた時はよかったのですが、午後になって日が傾いてしまい、ちょっと光が足りなさそう。。。
でもみんなで、光が入る場所を探しました!
ちゃんとピント合ってるかな?
で、帰ってきてアイロンで現像。
なんか写ってますね!
全体的にきれいに写せた!とは言えない結果に終わったのですが^^;
ルーペを通じて光が当たったところが感光したというのがわかってもらえたらうれしいです。
現像した紙が、コピアート紙というのですが、生産中止になっているのがとても残念なんです。(今回は、特別ルートで入手したものを使用しました)
というのも、コピアート紙のすばらしいところが、アイロン熱で現像できるところ。
暗室もいらないし薬品も不要なので、今回みたいに子どもたちに箱カメラで写真を撮ってもらうのにぴったりなんですよね。
そして、最後はさおりん先生が持ってきたカメラをみんなに触ってもらいました。
上からのぞくと、箱カメラと同じくスクリーンに目の前の景色がさかさまに写ります!
というわけで、出張子どもワークショップ、何とか無事終了いたしました!
今回参加してくれたのは小学校1~2年生の子どもたち。最初に聞いてみたら、「感光」の「感」どころか「光」という漢字も習っていないとのこと^^;
でもみんな目をキラキラさせてさおりん先生の話を聞いてくれました。
楽しんでもらえたらうれしいです!
そして今年は、GW前半に大阪へ子どもWS出張が決まっております!
次回はこちらのホトリのサイトでも告知いたします。