こんにちは。ホトリ室長saorinです。
一昨日会期を終了しました、第十回アワガミ公募展「道」のレポートをお届けします。
第十回ということは、今年で10年開催したことになります。ひそかにすごい。。。
ではまず会場の様子をご覧ください。
出展者のブックも展示しました。(私の新作「panoramountain」が展示されてる写真忘れた)
では、お一人ずつ作品を紹介していきます。
Lovey
朝涼み
高橋 みどり
All is bright
Yukari Teragaki
いつかきた道
中村 真弓
River Avon (Bath,England)
CAVA
笑顔、最強
ミヨシケイコ
隠れ家へ
石綿 葉子
クロスプロセス三軒茶屋
ガミ・ロジオ
モミジが歩んだ道
小林 真佐子
Nature’s Passage
コウザキ コウイチ
Tomorrow never knows
norimandy
タビスル♡モンゴル
三嶋 裕子
hide
見えざる道
静と静
HIRAHIRO
morning the sun
細川明日香(いわぐるま)
unknown
菓子 京子
今年はわたくし室長saorinを入れて、17名による展示でした。
さて、今年のアワガミ賞&ホトリ賞を発表します・・・!
まず、今年最後となるアワガミ賞は・・・
norimandyの「Tomorrow never knows」に決定いたしました!
アワガミファクトリーの工藤さんより、アワガミ賞についてのコメントをいただいておりますのでご紹介します。
今年のアワガミファクトリー賞は、norimandyさんの「未知」とさせて頂きました。
和紙らしい風合いでありつつ実際は作品や大きさを熟慮しないと素材感が主張しすぎてしまう「プレミオ雲流」を、どこか不思議でどこかノスタルジックにも感じられる作品に、うまく調和してお使い頂きました。
中でも高速道路の街灯(でいいのでしょうか、、)の作品の色調と構図には引き込まれました。
もっとシリーズでたくさんの「未知」を見たくなるような作品群でした。
アワガミファクトリー 工藤 多美子
norimandyさん、おめでとうございます!
アワガミ賞の副賞については、工藤さんに直接ご連絡くださいね。
そして、A4和綴じ写真集の副賞としてはこれまた今年最後の、ホトリ賞は・・・
細川明日香(いわぐるま)さんの「morning the sun」を選ばせていただきました!
朝もやに稜線が覆われる美しい風景と、朝ならではの白みを帯びた神々しいまでの光を、楮の生成の用紙で表現されているのがよいと思いました。
山肌が光に照らされた繊細な光景が、少しずつ見ている者の目に迫ってくる感じがしました。
写真企画室ホトリ室長 saorin / 織田紗織
細川さん、おめでとうございます!
副賞についてご連絡いたしますので、お待ちください。
最後に、わたくしsaorinの作品を。
promenade
saorin / 織田 紗織
これはだいぶ昔に訪れたパリで撮った写真。確認したら2011年でした。
パリのリュクサンブール公園をぷらぷら散歩していたら、なぜか公園の椅子が1脚だけぽつんとあって、おっ?!と思って撮った写真です。
今回のテーマ「道」の写真を探していて、素直に公園の道を感じたので、この写真をDMに採用しました。
最近、アワガミの群雲こうぞがお気に入りで、この額装作品と会期後半に追加した新作写真集「panoramountain」の本文用紙にも採用しました。
かなり薄い紙なので、透け感が出てとても明るい仕上がりになります。
アワガミさんの竹和紙や楮、サンプルパックなども販売しました。
今回、出展者の皆さまの作品をアップで撮らせていただきました。
こちらは高橋さんの作品で、竹和紙。
こちらはコウザキコウイチさんの作品で、楮厚口白。
こちらはnorimandyさんの作品で、雲流です。
和紙と言えども、本当に様々な原材料が使われており、面質も異なります。
最後の週末は盛況!
最終日は、公募展の恒例、ギャラリートーク兼交流パーティーを行いました。
無事、全会期を終了しました!
今回も出展者の皆さんと一緒に集合写真。
皆さま、ご参加ありがとうございました!
アワガミ公募展も今年で第十回を数え、一つの節目を迎えます。
来年からは、もっと広く和紙で作品を表現しようという意味を込めて、「和紙の写真展」という公募展で開催していきます。
アワガミさんの紙はもちろん、またほかの様々な和紙の作品も集まって、日本全国の和紙の写真展になったらおもしろいなと思っております。
それで来年は、アワガミ公募展の第一回目に戻り、「日本の四季」をテーマにすることにしました。
ザ・日本昔話みたいな風景でなくてもOKです。あなたが感じる、日本の四季の写真を、和紙で表現して下さい。
また来年、2025年の6月頃に開催いたします。
ご来場くださった皆さま、出展くださった皆さま、そしてアワガミファクトリーの工藤さん、気にかけてくださった方、皆さま本当にありがとうございました。