こんばんは。ホトリ室長saorin(織田紗織)です。
先日大盛況で終了しました、Monochrome!のレポートをお届けします。
今回は出展者数もいつもの倍、なのでレポートの写真数も倍です(笑)
まずは、会場の様子を。
では、お一人ずつ作品を紹介していきます。
encounter
坂本 純子
今回、Monochrome!はモノクロフィルム縛りという初の公募展で、12周年記念の展示でもありました。
なので、写真弘社さんで暗室の講師をされている、写真家の坂本純子さんにゲストとして出展をお願いしたところ、快く引き受けてくださり、本当に感謝しています。
坂本さん、このたびはありがとうございました!
open to what could be
kayin
雨の砂浜にて
篠﨑“しのくろ”一之
ガミ・ロジオ
千畳敷カール
makishin
もやい場
tomeco
Still life
masa*
ターナー
Unusual Seascape
tomohan
Snow Fairy
コウザキ コウイチ
東方見聞録
スズキ トモコ
撮れなかった写真
maai
蒸気機関車の旅
伊藤 栄一
1 minute conversation
SATOSHI EDA
レタラ
元 熊元
ホームにて
Tiger Valley
もうすぐ母になる人に会いに行った14年前の冬
hide
酔狂
Ginza
hiroshi
Forest Pond
鈴木 知之
余映
岸田なつみ
村の休憩所
豊島 洋
na-na-na
大和田 伸
海
甲斐 康友
Unstable Optimism
大澤ユウ
風光る
細川 明日香
Mercedes-Benz W112
飯髙 智
from N24°47’ E141°19’
to N35°41’ E139°47’
大西慧
My Romance
中居隼風
枯れ木
osaki.hiroki
鳳凰の翼
saorin 織田紗織
最後は、わたくしホトリ室長saorinこと織田紗織の作品です。
タイトルは、「鳳凰の翼」
今回、最終日が人口密度が高すぎて(笑)ギャラリートークができずじまいだったので、この場を借りてこの作品を解説を。
昨年、2023年の10月に登った、南アルプスの甲斐駒ヶ岳という山の山頂からほど近い場所から撮った写真です。
写っているのは、同じく南アルプスの鳳凰三山。このちょこんとしたとんがりが特徴的で、鳳凰三山のオベリスクとも言われています。
この日は雲がまるで生きているようで、刻一刻と変わっていくその様子に釘付けになりました。
無我夢中で撮った写真が、まるで鳳凰が翼をまとったように思え、とても気に入ってDMにも採用。
↓でもご紹介しますが、初めて中判フィルムカメラで撮ったファーストロールの16枚目、最後の1枚で撮れた写真でした。
とても思い入れのある1枚です。
出展者の皆さまのブックも、今回はかなり圧がすごい!(笑)
私も、小西六PearlII(中判645フィルムカメラ)で撮ったファーストロールの1本を、そのまま1冊に仕上げました。
まだモノクロフィルムでは数本しか撮っておらず、今までの作品をまとめるには至らず。
なら、最初の愛しい1本目を、失敗も含めて全部1冊にしてしまおうという作品です。
表紙はOHPにフィルムをスキャンしたデータをプリント。
本物のモノクロフィルムみたいですね。
中身の紙は、無印良品のらくがき帳です。
これも和紙ですか?と質問がちょくちょくありましたが、いえいえこれは和紙どころか写真用紙でもないという(笑)
でも実は、無印のらくがき帳はわら半紙系の中でも紙の質にこしがあって、普通にプリンターでいい感じにプリントできるんですよね。(前は色んなサイズがあったのですが、今はザ・らくがき帳サイズのB4だけになってしまったようです)
ちゃんと、撮れていなかったコマもプリントしております(笑)
この発想はなかった!と色んな方に言われました(笑)
そして、頭とお尻の週末は大盛況でした!
最終日は、12周年記念を兼ねたプチパーティーを。
大盛り上がり!
本当は皆さんの作品のお話を聞くギャラリートークやりたかったのですが、とにかく人が多すぎて無理(笑)
というわけで、最後は私だけが挨拶させていただきました。
出展者&来場者の皆さまが、ホトリに入りきれずにあふれているの図。
いやあ、12年前はこんな写真が撮れるとは思ってもみませんでした。
何というか、ちょっと前の映画ですが「かもめ食堂」の主人公が、最後のシーンで自分の食堂が満席になっているのを眺めているのと同じような気持ち。
最後の集合写真もいつもの倍!
皆さま、出展ありがとうございました!
というわけで、Monochrome!全会期を無事終了いたしました。
いつも別の公募展に参加してくださる常連さんからも、今までで一番盛り上がったのでは?と言われた今回の展示。
こんなにも銀塩モノクロフィルムで撮り続けている皆さまがいることに、私も驚いております。
皆さまのおかげでかなり熱い展示となりました!
今回初の試みとなりましたが、またほかの公募展同様、毎年開催したいと思っております。
出展者の皆さま、ご来場くださった皆さま、気にかけてくださった皆さま、ありがとうございました!