
まだ動いていたダムエータ―(荷物用エレベーター)を使って、冷蔵庫やら床材を2階へ運んだ。
初めてホトリに来る人はたいてい食いつく、ダムエータ―。初めは動いていたのです。
が、通常の家庭用電力とは別の動力(200V)が必要で、基本料金が別にかかってくるので今はもう動力を切ってしまった。
そして1階のダムエータ―箇所は、物置と化している。
ガレージに着くとシャッターが開いていて、中をのぞいたら、作業服を着た間寛平似のおっちゃんが・・・
お互い「???」状態だったけど、「ああ、ここを借りる人か!」と言われた。
どうやら、大家さんが手配してくれた内装業者の大工さんのようだ。
中は、ところどころ壁に穴が開いていたりして、上から板を打ち付けるしかないなーとか
思っていたけど、さすがプロ。
若干雨漏りして腐っていた箇所も全て修繕してくれるみたいだ。
陥没していた床が直されていた。
雨漏りして腐ってた木も、新しくなった。
その後、水道業者さんが来てメーターを取りつけるも、水が出ない。
どうやら20年使っていなかったので、色々と問題があるらしい。
その後、今度は水道局の作業員2人が来てあれやこれや作業をし、水は無事出るようになった。
が、隣の水道が切れているため、このままだとそこから吹き出してしまうので、結局バルブは閉じたまま。
気を取り直して、大工のおっちゃんたちが作業しているかたわら、天井のペンキ塗りに取り掛かった。
入口近くのがたがたしている凹凸の天井はやっかいだ。
最初ローラーでやろうとしたけど、木がペンキを吸うのであまり色が乗らないのと、凹凸の隅の部分など細かいところを塗るのが難しく、結局家から持参したハケで塗ることにした。
しばらくやっていたら、後から合流した大工のお兄さんが助言をくれた。
「隅とかの細かい部分を最初ハケで塗っておいて、あとから広い部分をローラーとかで塗る方が早いよ」とのこと。確かに・・・
素直に助言に従ったものの、隅ばっかりやってるとなんか地味な作業で達成感が薄い・・・
アトリエギャラリーをやるなら、ぜひお願いしたい看板屋さん(?)がある。
デザインフェスタに出展しているのを見つけて、おもしろい!と感心した、バス停看板を制作している、静岡にある風工房さん。
バス停看板だけではなく、アイアンオブジェなどを作っていたり、ほかにもオーダーでさまざまな作品を作っていて、色々頼りになりそうだなと思った。
看板って、、、まだ先にやることあるだろうという気がしないでもないけど中に入らないと何も動けないということで、コンタクトを取ってみた。
どんな風に仕上げてもらおうかな。
楽しみ。
全てはここから始まった。(言ってみたかっただけ)
浅草橋から徒歩6分ほどの、築50年の古い倉庫物件。
1階は駐車場、2階が事務所として使われていたらしいけれども20年以上放置されていたので、荒れ放題だ。
逆に、手を加えれば化ける建物とも言える。
可能性だけは無限大!(可能性しかない!)
土間状態の床。これはこのままでOK。
一面木の壁。これは上から白ペンキで塗ればOK。
1階は、シャッターだけかと思っていたらちゃんと引き戸があった。
2階部分には、トイレと水回りがあった。ガスも来ている!
しかも、資料にはなかった中2階部分も!
アトリエの構想が一気に広がった。
千駄木の倉庫を見たときは、いまいちピンと来なかったけれどここは何かを感じた。
「ここにしたいんですけど・・・」とすぐに同行したR不動産の担当者に申し出る。
もう一人内見者がいたので即決はできなかったけど、あの時の私、肝が据わってたと思う。