保育園ワークショップ「カメラと写真で遊ぼう!」当日編

ワークショップ撮影:菓子京子

さて、保育園ワークショップ、いよいよ本番です!

ワークショップは朝10時くらいからだったので、ラッシュの時間帯。
せっかく作った箱カメラをつぶしたくなくて、久しぶりにトランクを利用。
そしたらUVライトなどが入らなかったため、登山ザックが出動しました(笑)

外観を撮影するのを忘れましたが、今回ワークショップを開催させていただいたのは、世田谷区の保育園「烏山杉の子保育園分園みなみ風」さんです。

子どもたちの写真は、個人情報のため撮影はNG。(残念)
でも、子どもたちの手やカメラなどのワークショップの様子はOKということで、いつもホトリの公募展イベントに参加してくださる菓子京子さんに撮影をお願いしました。(本当にありがとうございます!)

後ろに子どもたちがもう来ています(笑)

まずは、「写真は太陽の光で写る」ということを伝えたくて、プロジェクターを使ってお話をしました。

そこで、太陽の光で写真は写るんだよーという説明の前振りで、「太陽はすごい力を持っています!ずっとお外に出ているとどうなりますかー?」(日焼けが正解)と聞いたら、みんな声をそろえて「熱中症!!!」という答えが返ってきて爆笑でした。うん、正解!(笑)

子どもたちに触ってもらうために、一眼レフ・二眼レフのカメラを持って行ったのですが、二眼レフが大人気。
上からのぞくこの不思議なスタイル、見たことがない子どもが多かったようです。

そして、いよいよ箱カメラの登場!
(実はこのワークショップの前日に全個数完成したというぎりぎりの準備でした)

喜んでくれるかな~とみんなに渡しました。
最初、??とのぞき込んでいた子たちも、みんなスクリーンに映ったさかさまの逆転像を見て、目がキラキラ!
「す、すごーーい!!!」
プロジェクターで、外の景色がさかさまに映って、その壁に映った絵をなぞって、昔の絵描きさんは絵を描いていたんですよー(カメラの原型、”カメラ・オブスキュラ”)の話をしても、正直いまいちピンと来ていなかったようですが、百聞は一見にしかずですね。

みんな同じ箱なので、ラベルを用意して先生に名前を書いてもらいました。

いざ、コピアート紙をセットして、お庭へ!

みんなの箱カメラをテーブルにセットして並べます。
この日、結構風が強かったので、養生テープで固定しました。(動くとずれてしまいます)

みんな箱カメラをのぞいて、ピントを合わせます。

露光して待っています。
今日は暑いねえ。。。

できたかな?
セットしたコピアート紙を取り出して、アイロンをあてます。

保育園のお庭の色んなものが写っておりました!
が、ちょっと露光時間が足りなかったかな。難しいですね~。

コピアート紙は、アマゾンで購入できますので、また違う日に実験してみてね!

そしてお次はサイアノタイプ。
別の日のお散歩で、子どもたちは葉っぱを集めてきてくれました。

それらをサイアノタイプペーパーに乗せます。

UVライトで露光します。
7~8分くらいでした。

水で洗浄したあと、オキシドールを吹きかけると濃い藍色になりました!

僕の葉っぱこれだ~

就学前の子どもたちですが、字が書ける子もいました。
質問タイム!

カメラ、何個持ってますかという質問。
何個だっけ。。。(適当に10個と答えておきましたが(笑))

最初に見せた二眼レフを気に入ってくれて、名前が「ヤシカフレックス」と知って、ノートにカメラと一緒に名前も書いてくれました!
ちゃんと二眼レフになってるー!saorin先生感動です。

というわけで、保育園ワークショップ、無事終了いたしました。

正直、私自身は初めての試みでドキドキでしたが、子どもたちの喜んでいる様子が見られて本当にやってよかったと思いました。
翌週、保育園WS担当の方から、子供達が本当に喜んでいたとメールが来て一人でジーン。
週明けさっそく「箱カメラやりたい!」と声が上がっていたそうです。
長らくカメラ・写真業界で色々やってきたけど、教えること自体がこんなに嬉しかったのは初めてかもしれません。
いや大人の皆さんにワークショップやレッスンやって喜んでもらえるのもうれしいんですけどね(笑)

今回を機に、全国の子どもたちにカメラや写真の楽しさを教えることができたら・・・と今後の新たな抱負ができました!

お声がけくださった烏山杉の子保育園分園みなみ風の職員の皆さま、ありがとうございました。

そして、もし子どもたちにワークショップ開催の企画がもしありましたら、全国どこでも駆けつけます!^^
ご連絡お待ちしております。