【ホトリ写真塾・アワガミワークショップ】 水切り和綴じ芳名帳作りレポート

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こんにちは。ホトリ室長のsaorinです。
先日4/24(日)に開催された、ホトリ写真塾・アワガミワークショップのレポートをお届けします!
まずは、アワガミの工藤さんから和紙についての基礎知識やアワガミの商品、作例などをお話しいただきました。
スクリーンに映っているのは、昨年アイアイエーギャラリーさんで開催された『アワガミによる写真表現展』で展示されていた、若子jetさんの作品です。

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アワガミを使った和綴じ写真集を工藤さんが持参してくれていたので、紙の種類について聞いています。

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こちらは、EPSONの写真用紙とアワガミの竹和紙、同じ写真を2種類の紙にプリントして比べてみた様子。
やはり全然違いますね!
写真用紙の方は、やや赤みが強く発色されたようです。
特にインクジェットのいわゆる光沢紙の類は、プリントしたてから1日たって色が落ち着きますので、ここから少し色が変わると思われます。

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さて、プリント体験が終了したところで、後半は和綴じ芳名帳作りがスタートです。
まずは、皆さんからお預かりした写真をプリントした竹和紙の“水切り”をします。

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“水切り”とは、手漉き和紙でよく見かける、毛羽だった縁を人工的に作る作業のこと。
私の著書『写真を楽しむ133のネタ帖』でも紹介しています。
まずは先のとがったもので筋を引き、写真のように水を含ませた筆でなぞります。

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そして、左右にちぎります。
こうすると、あの手漉き和紙独特の毛羽だった縁ができあがります。

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みんな、真剣です!

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さて、水切りが完了した表紙と中の用紙、裏表紙を合わせて、和綴じ用の穴を開けましょう。
この分厚い漫画雑誌はどこで使うんだろう?と皆さん疑問に思っていたようですが、まさにこの穴を開ける時の台として使います(笑)。
この分厚さなら、目打ちがしっかり突き刺さっても大丈夫。

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好きな色の糸を選び、糸綴じスタート。

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要領をつかむと、意外と簡単なのがこの和綴じ。
一度覚えれば自分でもさくさくできるので、色々アレンジができちゃいます。

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完成です!
今回は皆さん、全員5つの穴を選びました。ぜひおうちでも作ってみてくださいね。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!
次回のアワガミワークショップは、「写真の本展」最終日の6/3(金)の午前中。
またまた新作が登場します!