第九回アワガミ公募展「私たちのふるさと」レポート

おはようございます。ホトリ室長saorinです。
昨日会期を終了しました、第九回アワガミ公募展「私たちのふるさと」のレポートをお届けします。
今年は例年より少しだけ会期が早かったおかげで、鳥越神社のお祭りと重なって大変盛り上がりました!

まずは会場の様子です。

出展者の作品をお一人ずつ紹介していきます。

午睡
高橋みどり

まつり
こだまん

forward to the past
たかはしやよい

今日も。。。
NAKAMURA MAYUMI

川のほとり
石綿 葉子

ガミ・ロジオ

レクイエム
小林 真佐子

菓子 京子

本所から
美里和香慧

1/365
hide

そのままでいてね。
馬橋 明里

記憶の町
杉山 祥子

春惜しむ
金子 美香

擬故郷
コウザキ・コウイチ

懐かしい記憶
虎谷泰輔(tiger valley)

九龍城 Toronto
@kayinf1.7

さて、ここで毎年恒例のアワガミファクトリー賞・写真企画室ホトリ賞の発表です!

まずは、アワガミファクトリー賞から。
今年のアワガミ賞を受賞したのは・・・

hideさんの「1/365」です!

アワガミファクトリーの工藤さんより、コメントをいただいておりますので掲載します。

撮影背景はお祭りの風景ですが、今、お祭りに参加する人が少なくなって祭り自体が成り立ちにくくなるということを聞くこともある中、ふるさとの祭りを守る人たちの姿と表情に惹かれました。
また、郷愁的な人物の作品と和紙が相性良く表現されていたと思います。

アワガミファクトリー 工藤多美子

hideさん、アワガミ賞受賞おめでとうございます!
追ってアワガミ工藤さんから副賞のご連絡を差し上げますので、お待ちください。

そして!ホトリ賞の発表です!
今年のホトリ賞を受賞されたのは・・・

石綿 葉子さんの「川のほとり」です!

「私たちのふるさと」が今回のアワガミ展のテーマでしたが、解釈は人それぞれです。
その写真を撮った場所が本当の自分の故郷でなくても、例えば子ども時代を思い出す何かを見出せたなら、そしてそれをアワガミ和紙で表現してもらえたら、と思って今回のテーマに設定しました。
石綿さんが撮ったこの風景が彼女の故郷かはどちらでもよくて、石綿さんの思う故郷のイメージに寄り添うことができる作品かどうか、が鍵だったと思います。
何よりも、この川沿いの気持ちのよいほどの抜け感、爽やかですがすがしく、見ていてとても気持ちよかったです。

写真企画室ホトリ saorin 織田 紗織

石綿さん、おめでとうございます!
ホトリ賞受賞のご連絡、追ってお送りしますのでお待ちくださいませ。

妄想故郷
saorin

最後はわたくしsaorinのDM掲載作品。

ここは昨年5月に訪れた、岩手の遠野で撮った風景です。(人によって千葉・房総と言われたり北海道と言われたり、色々でおもしろかったです)
東京生まれの千葉育ち、そして大人になってからずっと東京暮らしの私にとって、ふるさとはちょっとしたあこがれでした。
今回のアワガミ展のテーマが「ふるさと」に決まってから、いわゆる私にとってのふるさとのイメージの写真が撮れたらなあ、と思っていた矢先に出会ったこの景色。
私にしては珍しく(笑)おお!と興奮して写真を撮りまくりました(笑)
それから来場者と話していて初めて気づいたのですが、地方は電車ではなく列車(ディーゼル車)なので、いわゆるパンタグラフのための電線が上にないため、空が広いんですよね。
これも東京では見られないなあと改めて思いました。

出展者のブックも今回充実で、テーブルの上は大混雑(笑)

アワガミ和紙なども販売しました。

アワガミ和紙を表紙に使った御朱印帳。
こちらで販売しています!

初日と最後の週末は特に大盛況でした!

photo by 虎谷泰輔(tiger valley)

最終日は、出展者の交流会兼・ギャラリートークを開催。
昨年まではこうした飲食を伴うパーティーはコロナでできなかったので、なんだかうれしいですね。

photo by 虎谷泰輔(tiger valley)

ギャラリートークも盛況でした!

この日は鳥越神社のお祭りの本番。
何と4年ぶりに、千貫神輿が登場したそうです。その重さ、3.75トンだとか!
担ぎ手さんたちの熱気がすごかったです。

photo by hide

神輿を待つ我々(笑)

最後は皆さんで集合写真!

photo by hide

撤収完了!お疲れさまでした~

というわけでアワガミ公募展「私たちのふるさと」全会期を終了いたしました。
もう今回で9回目となるこの公募展。来年は記念すべき10回目です!
テーマは「道」に決定いたしました。
見たまま、続いていく道や路地の写真はもちろん、これまでやこれからの道のりというとらえ方でもOK。
「道」にも色んな解釈が生まれると思います。
アワガミ和紙で表現する皆さまの「道」、1年後を楽しみにしております!

出展者の皆さま、ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。